戦略的心理療法の展開―苦行療法の実際

戦略的心理療法の展開―苦行療法の実際

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  • サイズ A5判/ページ数 297p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784791101689
  • NDC分類 146.8

内容説明

著者は、まず初めに苦行療法の理論的基盤を説明し、それがミルトン・エリクソンの偉大なる仕事の上に構築されたものであることを例解する。長期経過をたどっている治療失敗例においてさえも、苦行療法により変化を生じさせうるということを説明し、また、さまざまの種類の苦行の処方を示し、苦行療法の段取りを解説し、クライエントそれぞれに適する技法を詳述する。本書は、戦略的心理療法を理解し、ジェイ・ヘイリーを理解するための最適の書と言えよう。

目次

第1章 反応連鎖のきっかけとなる苦行―不安になったら台所の床磨き
第2章 治療者泣かせ―たえず手を洗う患者とたえず嘔吐する患者、どちらも同じ技法で
第3章 お母さんと口髭―うつ病から回復した姉と弟
第4章 むずかる子供―育児教育なしで親に子供のかんしゃくを鎮めさせる法
第5章 彼にはそのチャンスがなかった―双子の片方にのみ発音障害のある症例
第6章 もう一度―夫婦と治療者が危機に直面
第7章 アウトドア・ライフを使って―M・Hエリクソン博士、酒癖の妻と分裂病の患者にアリゾナ砂漠を処方
第8章 日曜日だけ―口にも出せない少年の問題行動を増やさせる
第9章 学校の先生はどうですか―童貞数学博士、独身女性に大胆に挑戦
第10章 ぼくは輪ゴムを取り戻すんだ―教師の鼻柱を折った8歳児の治療
第11章 おもらし―トイレ以外の所で大便をする子供
第12章 とことん落ちて―芸術家も時には逆の行動を
エピローグ 快感のための苦行―ある牧師の物語―快感になやむ実在の牧師についての作り話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさや

5
人は痛みを避けて快楽を選択するし、大きい痛みと小さい痛みがあったら小さい痛みを選択するわけです。 この心理を応用したもののように感じましたね。2022/04/30

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