身体化の人類学―認知・記憶・言語・他者

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  • サイズ A5判/ページ数 445p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784790715894
  • NDC分類 389.04
  • Cコード C3039

内容説明

身体化された実践を徹底して究明し、「文化」=「精神」に覆い隠されてきた生のもっとも根源的な基盤を照らし出す。身体化を新しい世界認識の軸に据え、数学から精神医療までを捉えなおす世界初の試み。

目次

身体化の人類学へ向けて
第1部 認知と表象の身体化(数学における身体性;心は身体的にしか語れない―心、命、魂は体のどこにあるのか ほか)
第2部 記憶と環境の身体化(交合する身体―心的表象なき記憶とことばのメカニズム;牧畜民チャムスにおける誕生と死―身体として生きる契機 ほか)
第3部 言語と意味の身体化(過去の出来事への身体の投入―グイの身ぶり論序説;声の汚染―フローレスにおける身体と心と言葉 ほか)
第4部 他者と社会の身体化(身体化された心からテリトリー化された心へ―イタリアにおける精神医療の経験をめぐって;パースペクティヴの戯れ―憑依、ミメシス、身体 ほか)

著者等紹介

菅原和孝[スガワラカズヨシ]
1949年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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