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独立の時代―アメリカ古典文学は語る

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  • サイズ B6判/ページ数 237,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784790714156
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C3098

内容説明

アメリカ文学・文化の「独立」を目指したクーパー、アーヴィング、ホーソーンなど広義のアメリカン・ルネサンスの作家たちは、彼らの国の「独立の時代」をいかに語り直したか。「独立の時代」は「危機の時代」でもあった。アメリカ古典文学のテクスト精読を通して、現在のアメリカの危機をも脱領域的に考察する。

目次

第1章 建国の父子たち―ワシントン、アダムズ、モンロー
第2章 売れる偉勲、憂うる遺訓―ウィームズの『ワシントン伝』再考
第3章 『開拓者たち』と家系譜の書き換え―上機嫌な時代の自己意識的なアメリカニズム
第4章 北米毛皮交易の原風景―アーヴィングの『アストリア』の意義をめぐって
第5章 「ある鐘の伝記」を読む―ホーソーンにおける歴史と詩学の交錯
第6章 「継承」と「革命」のはざまで―メルヴィル作『ピエール』を読む
第7章 ジェイムズ家とアメリカ独立期
第8章 アメリカの始まりに目を凝らして―マーク・トウェインのインディアンタウン連作
第9章 記念碑が創る独立戦争の記憶

著者等紹介

入子文子[イリコフミコ]
関西大学文学部教授

林以知郎[ハヤシイチロウ]
同志社大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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