内容説明
見えない世界をみる!中途失明した著者が、見えない人生のなかで気づいた豊かな触生活(旅行・点字・花見・武道)。さわって「みる」楽しさを紹介し、読者を触文化の旅へと誘う。
目次
第1部 希望にさわる―手探りと手応えの二〇年(三つの“しょく”で読み解くわが半生―ある講演会から;前例がないワークショップへの挑戦)
第2部 情熱にさわる―点字と展示をつなぐフィールドワーク(点字学事始;“気づき”と“築き”の博物館論)
第3部 景色にさわる―身体で切り開く研究と遊び(ふらふら、すらすら国際交流;いきいき五感力)
第4部 歴史にさわる―生き方としての障害論(麻原彰晃への旅、麻原彰晃からの旅;近代日本を照射する視覚障害者たちの“見果てぬ夢”)
そして「触常者宣言」が生まれた―むすびにかえて
著者等紹介
広瀬浩二郎[ヒロセコウジロウ]
国立民族学博物館民族文化研究部准教授。1967年、東京都生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、障害者文化論。2001年より国立民族学博物館に勤務。2006年3~9月、民博において企画展「さわる文字、さわる世界―触文化が創りだすユニバーサル・ミュージアム」を担当。企画展終了後、「触文化」「フリーバリア」などをキーワードとしつつ、“さわる”ことをテーマとする講演、ワークショップを各地で行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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taverna77
アセロラ
あこぶ~
west32
okatake