内容説明
近代から連なる社会構造の変動と、人間のこころ・意識とを媒介するジェンダーの視点を中心に、法学・臨床心理学・社会学の3領域から家族をめぐる社会現象を考察する。2005年以降の動向をふまえた改訂増補版。
目次
1 ジェンダーと家族―法学からのアプローチ(ジェンダー、家族、法;ドメスティック・バイオレンスと法;児童虐待と法;家族をめぐる裁判例)
2 こころと家族―臨床心理学からのアプローチ(臨床心理学から見た家族;こころの育ちと家族―乳児期から思春期にかけて;こころの成長と家族―青年期から老人期にかけて;こころと家族―現代人にとっての家族のもつ意味)
3 家族とは何か―社会学からのアプローチ(家族とは何か―家族について私たちが知っている事柄;社会学的外部;「家族」をとらえなおす―システムの歯車としての「家族」ユニット)
「家族」のゆくえに関する社会学的な見通しについて
著者等紹介
浅川千尋[アサカワチヒロ]
現職:天理大学人間学部教授。専門分野は憲法、行政法、ドイツ法
千原雅代[チハラマサヨ]
現職:天理大学人間学部教授、教育学博士、臨床心理士。専門分野は臨床心理学、子どもの心理療法
石飛和彦[イシトビカズヒコ]
現職:天理大学人間学部准教授。専門分野は教育社会学、生涯教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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