アメリカのスーパーエリート教育―独創力とリーダーシップを育てる全寮制学校 (改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 335,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784789013000
  • NDC分類 372.53
  • Cコード C0037

内容説明

創造力もモラルもない受験エリートが日本を没落に導いている。革新的なアイデアを個人の力で生み出す独創力とリーダーシップ、さらに社会奉仕精神を兼ね備えた真のエリート=スーパーエリートとはどのような教育から生まれるのか。

目次

アメリカパワーの源泉は教育にある―教育こそ国力なり
ボーディングスクールとは何か
ザ・テン・スクールズ―有名校であることの意味=有名校が必ずしもあなたの子供に合っている学校ではない
なぜボーディングスクールなのか
ボーディングスクールの教育理念―独自性の発見と確立=人と違う自分の発見と育成
厳格なルール―ルールを通じて何を教えようとしているのか
生徒の能力を引き出すシステム―できる生徒はますますやる気を出し、できない生徒は徹底的にフォローする
ボーディングスクールの経営―ファカルティとトラスティーズ
外国人学生受け入れの実情―ESLとTOEFLについて
ジュニア・ボーディングスクール―小六、中一、中二から留学するには〔ほか〕

著者等紹介

石角完爾[イシズミカンジ]
1947年生まれ。京都大学法学部を首席で卒業。在学中に国家公務員上級試験(現1種試験)、司法試験に合格。通商産業省(現・経済産業省)を経て、ハーバード大学、ペンシルバニア大学のロースクールを卒業。ニューヨークの法律事務所シャーマン・アンド・スターリングを経て、1981年に千代田国際経営法律事務所を開設。弁護士、弁理士。2002年にアメリカの教育コンサルタントの公認資格を取得。イギリスおよびアメリカを中心に教育コンサルタントとして世界中のボーディングスクールの調査・研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Isamash

4
京大卒、ハーバード大、ペンシルバニア大ロースクール卒で米国教育コンサルタント公的資格有る石角莞爾氏著の2010年改訂版。教育方式にはボトムアップとプルアップの2つ有るが日本では前しかなく、後者求む日本家庭にボーディングスクール(厳格なルール、私立、全寮制、主に中高一貫)を紹介。様々な学校在るが、共通理念として独自性発見と確立(人と違う自分の発見と育成)、生徒の能力を引き出すシステムが有るという。韓国、香港、台湾、タイの子供が押しかけてるらしい。初版(2010年)後に相談有り、台湾で同様の学校設立にも関与。2021/10/25

たろーたん

2
全寮制のボーディングスクール。しかし、驚いたのは生活様式よりも、徹底した個別主義の教育システム。例えば国語でも、入門や上級だけでなく、戯曲、エッセイ、古典文学、自我に関する文学、サリンジャー、とかなり分かれており、社会でも比較歴史、合衆国史、世界地理、ロシア史、経済学、心理学、憲法および生徒の人権、ヒトラー及びナチドイツ、刑法、考古学、文化人類学、資本主義とその批判、他のも宗教・哲学やコンピュータ教育など幅広い。しかも、10人程度の生徒で円形になって討論や質疑応答を中心に行うらしい。日本との違いを感じた。2022/04/08

たまネギ子

2
アメリカの全寮制エリート学校の紹介本。よその国の教育事情を知ると、日本の教育の特異性が見えてくる。2018/05/12

かりん

2
4:同テーマで攻める。著者のライトな本も読んだことがあるが、こちらの方がやはり良書。いろいろ考えさせられる。■名乗り出るものがいないときは全員を処罰する。ボトムアップ教育とプルアップ教育が併存。両親の富、一族の富からできるだけ遠ざけておく。教職員になるのは生徒として入るよりもはるかに難しい。プレイジャリズム。どこが自分の独創なのかの徹底したディスクロージャー。教師が特に注意して見ているのは、その生徒が実力を出し切っているかどうか。エンスジアスティック。知的広がり=intellectual horizon。2012/07/08

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