出版社内容情報
私はどう生きるか? 生涯この問いに挑んだエリクソンの理論からその後の実証的な研究、アイデンティティ発達のメカニズムに切り込んだダイナミックシステム・アプローチ、自己連続性の問題まで、アイデンティティ研究の新展開を一望する見取り図。
*アイデンティティ研究の最前線への誘い!
*古くて新しい「アイデンティティ」概念への手引き
内容説明
私はどう生きるか?生涯この問いに挑んだエリクソンの理論からその後の実証的な研究、アイデンティティ発達のメカニズムに切り込んだダイナミックシステム・アプローチ、変化しても同じ自分と思える自己連続性の問題まで。40のキーワードでアイデンティティ研究のしかたを総合的に理解する一冊。
目次
第1章 エリクソンのアイデンティティ理論(辺縁性―アイデンティティ問題の生まれるところ;自我アイデンティティ―コミュニケーションがもたらす自我の分割 ほか)
第2章 アイデンティティ・ステイタス理論の考え方と展開(アイデンティティの測定―エリクソンからマーシャへ;アイデンティティの統合―マーシャのめざしたもの ほか)
第3章 ダイナミックシステム・アプローチによるアイデンティティ研究(ダイナミックシステム・アプローチ―その考え方;非線形性―なぜダイナミックシステム・アプローチなのか ほか)
第4章 自己連続性の構築(自己連続性―自我は存在しなくてよい;ナラティヴ―語りの構造 ほか)
著者等紹介
白井利明[シライトシアキ]
東北大学大学院教育学研究科博士課程後期中退。博士(教育学)。大阪教育大学名誉教授。専門は青年心理学、発達心理学、教育心理学、犯罪心理学。青年期から中年期にかけての人生の発達について縦断研究に取り組んでいる
杉村和美[スギムラカズミ]
名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。博士(教育心理学)。現在、広島大学大学院人間社会科学研究科教授。専門は、発達心理学と青年心理学で、とくにアイデンティティの発達に関心を持ち、量的研究と質的研究の両方からアプローチしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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