苦悩の存在論―ニヒリズムの根本問題 (新版)

苦悩の存在論―ニヒリズムの根本問題 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787797223
  • NDC分類 113.7
  • Cコード C1010

内容説明

『夜と霧』でアウシュヴィツ強制収容所の極限状況を表した著者が、ニヒリズムの根本問題に対峙。時代精神の病理をニヒリズムで解明し、心理学主義・社会学主義を批判し、ヒューマニズムの危機を説く。著作集の未収録論文を訳出。

目次

第1章 自動から実存へ―ニヒリズム批判(心理学主義;社会学主義;時代精神の病理学)
第2章 意味の否定から意味の解明へ(苦悩の超臨床的意味解明)
第3章 自律から超越へ―ヒューマニズムの危機(人間中心主義;擬人主義)
第4章 人格についての十の命題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vip2000

5
哲学と心理学の基礎を踏まえないと理解できない難解な本です。引用「快は結果についての事柄であって、意図についての事柄ではない。」何かの考えに固執している人をよく見るけれどもそれが瓦解した時に、心に深い傷を受けます。世の中は目まぐるしく変わるので、単調な日常でも意図的に生きる習慣が大事と想います。2016/08/08

真黒コスモス

3
存在の価値を否定するニヒリズムを批判。人間は苦悩に応答する生き物であり、人生の究極を超越とする。なんかDIO様の演説を聴いてる気分だ。うーん。なんか納得いかないなぁ…。超越のために苦労があるわけじゃないし、苦労していい理由にはならないし。無理やり肯定している感じ。「やりがい」教みたいな。前知識が足りなくていろいろ読むのが辛かった。訳者あとがきを先に読んでからのが良かったかも。2015/10/29

marehogooner

0
テキトー読書再開2016/07/16

しんどー

0
★42018/02/01

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