子育て支援の社会学―社会化のジレンマと家族の変容

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子育て支援の社会学―社会化のジレンマと家族の変容

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787713148
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C1036

内容説明

家族が育てるべきなのか?社会全体で担うべきなのか?「育児の社会化」は今後どうなっていくのか?子育て支援の現実とそのジレンマ、家族と子育て観の変容を、支援施設スタッフや保育ママなど支援者へのインタビューを通して、社会学的視点から捉える。

目次

第1章 子育て支援の論理と現代家族の変容
第2章 家族規範の用法と家族変動
第3章 インタビュー調査の概要―子育て支援の三類型
第4章 施設型支援者の語りと「保育ママ」の語り―子育てを支援することのジレンマとその解法
第5章 「保育ママ」の語り―家庭性と専門性の間で
第6章 ひろば型支援者の語り―当事者性と専門性をめぐって
終章 子育て支援と現代家族

著者等紹介

松木洋人[マツキヒロト]
1978年生まれ、兵庫県出身、博士(社会学)。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程を単位取得退学後、早稲田大学人間科学学術院助手を経て、現在、東京福祉大学短期大学部専任講師。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小鈴

11
博論。施設型(保育園)、家庭型(保育ママ)、ひろば型(親子が自由に集まる場の支援)の各支援者のインタビュー調査を通して家族と支援のあり方を分析する。子育てについての言説は、家庭で行うべしとする子育て私事論と、育児の社会化(≒外注化論)があり二極化しやすいが、支援者自身も支援にあたって家族を基本とした考えをもって接しており、子どもへのケアは引き受けるが親であることは引き受けないようにしている。当たり前と言えば当たり前の結論を読んで、むしろ育児外注して時間のない中で親であることの示し方が重要な気がした。2014/08/14

Sayaka Daino

4
ゼミの文献。子育て私事論を包摂する支援の論理。子育て支援を実際に行っている人たちの語りが多く記述されている。家族社会学で用いられる基本的な概念についてまだ明るくないので、ざっとしか読めず。ただ、自分の興味関心は確実に家族のあり方や構成の仕方に移ってきている気もした。2014/04/27

まゆまゆ

3
90年代から始まった「子育て支援」は、育児の社会化を目指したもの。しかし、子育ては家族、母親が担うもの、という旧来の言説も依然として根強い。結局、子育ては誰が行うのか、という定義が二極化している以上、保育等のケアを行う人達にとっては、家族と福祉の領域を曖昧のままサービスを提供しなければうまくいかない。ケアは引き受けるが親であることは引き受けない、という記載が妙に印象に残った。2014/01/08

jackbdc

1
中立的な視点で綴られている。子育て中の親を支援することの難しさについて、支援現場のアンケートを交えて論じたもの。核家族化等により子育てを担いけれないと感じる親が増えている。放置すれば子育てが崩壊する。しかし助け方が難しい。一時的に親の物理的な手間を減じることは可能。それにより親の内面に”悪い”影響を与えかねないという懸念がある(子育ての外注化)。この流れが進むとかえって子育ての崩壊に繋がりかねない。このような懸念(社会化のジレンマ)が特に子育て支援の担い手に存在していることをアンケートにより明らかにした。2021/02/19

peisaku2014

1
本書のアプローチは他の子育て支援研究とは一線を画するものであると思うので、その点は意義深いと感じたが、少々読みづらさがあり、そこは残念だった。一つひとつの熟語があまり検討されずに用いられている印象であるため、インタビューの分析から逆にリアルな像を想起しづらくなってしまっているような感じである。2014/08/04

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