中野重治と朝鮮問題―連帯の神話を超えて

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中野重治と朝鮮問題―連帯の神話を超えて

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  • サイズ 46判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787292643
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

戦前にはプロレタリア文学運動に身を投じ、共産党員や政治家としても活躍した作家・中野重治。中野の著作は、天皇制との闘争や転向など、共産主義運動との関連で批評されてきたが、中野が敗戦後から晩年まで取り組んだ朝鮮問題の実態や全体像は語られてこなかった。



中野が書いた戦後のテクストにおける朝鮮や在日朝鮮人の言説を丹念に読み込み、安保闘争や浅間山荘事件、東西冷戦などの社会的な事件・状況を踏まえながら、彼の朝鮮認識の変容と実像を明らかにする。



植民地主義やナショナリズム、転向、親日/反日、民族的連帯など、朝鮮や在日朝鮮人をめぐる諸問題に誠実に向き合い、それまでにない連帯のありようを模索した中野の思想的・政治的な実践が示す可能性を浮かび上がらせる。

目次

序章 “中野重治と朝鮮問題”研究史と本書の視座
第1章 「被圧迫民族の文学」概念の形成と展開―日米安全保障条約と日韓議定書
第2章 植民地支配の「恩恵」、在日朝鮮人への“甘え”
第3章 「朝鮮人の転向」という死角
第4章 反安保闘争と「虎の鉄幹」のナショナリズム
第5章 「科学的社会主義」と少数民族の生存権
第6章 「被圧迫民族」としての日本人へ

著者等紹介

廣瀬陽一[ヒロセヨウイチ]
1974年、兵庫県生まれ。大阪府立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間科学)。日本学術振興会特別研究員。専攻は日本近代文学、在日朝鮮人文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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