BLカルチャー論―ボーイズラブがわかる本

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BLカルチャー論―ボーイズラブがわかる本

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787292278
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

内容説明

近年のサブカルチャーのなかでひときわ強い光を放つBL=ボーイズラブ。性描写がある男性同士のラブストーリーになぜ女性はハマるのか。BLの歴史や基本用語、物語の王道、性描写の多様性などをコンパクトに解説して、BLという迷宮をマッピングする。商業出版や同人誌文化で巨大な市場を作り上げ、多くの人々を魅了するBLの全貌をまとめる入門書。

目次

第1章 BL前史―BLの源流
第2章 BLの誕生と展開
第3章 BLの王道
第4章 BLカテゴリー大図鑑
第5章 攻めと受けの攻防―男らしさとは何か?
第6章 BLとメディアの広がり
第7章 最終ステージ―BL的エロの研究

著者等紹介

西村マリ[ニシムラマリ]
青山学院大学文学部仏文科卒業。オタクカルチャー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイアイ

17
男と男のラブストーリーBL、作者も読者もチャレンジャーでテンプレ型の王道設定 から変化を促進してきた。年表が丁寧で分かりやすい。絵も手に取りにくいものから、ソフトで レジに持っていきやすい(?)爽やかなものに変わっている。偏った世界程濃く、多様化している。 ツイッターで今やトレンドに昂然とBLが並んでしまう時代、腐女子って言葉の認知度も10年前と大分変わった。▽図書館2016/01/30

mittsko

5
感想を書き忘れてた⇒慌てて再読…(ΦωΦ) 職業柄、周りに腐女子があまりに多い。彼女らの言動にはすっかり馴れ、関連知識だけは大量に得ているが、部外者中の部外者(非オタクのストレートおっさん)ではあるので、理解はなかなか覚束ない。ということで、本書などを読んでみたのです。結果、ボクみたいな者にはとてもとても!勉強になりました。注も充実。同じ2015年刊の溝口彰子『BL進化論』に比べ、より包括的で概説的なのがありがたかったです。何かと注文は出そうですが、勉強志向の腐女子にもオススメしたい一冊です2023/12/27

miicha

5
図書館にあったので思わず。どういう層を想定して書かれているの?と疑問に思いつつ読了しましたが、あれだ、二十年後とか三十年後とかに資料として重宝しそうな気も。不思議な本でした。2015/09/04

ニコル

4
風と木の歌やキャプテン翼の同人誌などの時代から始まっているので、ビギナーには歴史の勉強のような読書になるかもです。逆に古くから親しんでいる人には、そうそう!って気持ちになるんでしょうね。王道パターンから始まり、徐々に受け入れられてきたカップルパターンや肉体描写や濡れ場シーンなどが紹介されていましたが、最近よく見かける下衆キャラBLについては語られていませんでした。常にBLも進化しているんだなぁ。2016/04/06

まあい

3
流し読み。面白かった。BLの歴史から始まり、ジャンル、メディアの概要を説明し、随所で「男らしさ/女らしさ」の攪乱される様が描き出される。たまに男性向けとの比較が挟まるのも良い。あと「グリグリカテーテル」は笑う。(引用)「BLは、テンプレとそれを内側から破壊するギャグが激突するバトルフィールドである」(p.208)2017/03/28

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