出版社内容情報
芦屋の伯母から東京にいる実の両親のもとへ戻された諒子は、ある日、知ってはならない秘密を聞いてしまう。あたしは、お金と交換に手放されたのか──。愚かさともの悲しさが渦巻く日々のなかで、繊細な少女の心に刻まれた愛と孤独の物語。
内容説明
芦屋の伯母から東京にいる実の両親のもとへ戻された諒子は、ある日、知ってはならない秘密を聞いてしまう。あたしは、お金と交換で手放されたのか―感情の起伏の激しい実母に引き回され、過酷な運命に翻弄されながらも、自立という小さな決意をうちに秘めて、少女は少しずつ大人へと成長していく。愚かさともの悲しさが渦巻く日々のなかで、繊細な少女の心に刻まれた愛と孤独の物語。
著者等紹介
鈴木佐代子[スズキサヨコ]
小説「証文」で第9回婦人公論・女流新人賞受賞
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