寺子屋ブックス<br> SF万国博覧会

寺子屋ブックス
SF万国博覧会

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787291387
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0395

出版社内容情報

奇想天外な設定で私たちをアナザー・ワールドへと誘い出すSFの世界。全貌がつかみにくい数々のSF叢書を、古書を中心に入手しやすさを考慮しながら体系的に紹介する。入門者から上級者まで、ポップでマニアックなSFガイドブック。

1 空想科学小説叢書列伝
 (1)角川文庫「SFジュヴナイル」――SFファンへのひとつの入り口
 (2)『SFファンタジア』――目に訴えるガイドブック
 (3)「世界SF全集」――名作SFの集大成
 (4)「コバルト翻訳SFアンソロジー」――珠玉の短編を精選
 (5)立風書房「海外SF&ファンタジー」――中国系作家・イタリア作家も紹介
 (6)「別冊奇想天外」――雑誌形態のアンソロジー
 (7)久保書店「Q-TブックスSF」――なんと、まだ入手可能な巻も!
 (8)久保書店「SFノベルス」――Q-Tにつづく第二の久保SF
 (9)講談社文庫BX①――「海外SF傑作選」
 (10)講談社文庫BX②――「ヒューゴ・ウィナーズ」
 (11)講談社文庫BX③――その他アンソロジー&個人作品
 (12)「スペース・アドベンチャー・シリーズ」――徳間ノヴェルスの海外SF
 (13)「NW-SFシリーズ」――五巻で惜しくも中断!
 (14)海外SFノヴェルズ①――これで大人の仲間入り?
 (15)海外SFノヴェルズ②――まだ終わったわけではない!
 (16)「青心社SFシリーズ」――とっても貴重な作品リス②――ローダン作家たちの単独作品は?
 (9)ドイツ③――手塚治虫に影響したドイツSF
 (10)ドイツ④――『鼻行類』はとってもキュート!
 (11)ドイツ⑤――ガイルとフリッツは「科学解説的」ジュヴナイル
 (12)オーストリア①――ドイツ人じゃなかったフランケ
 (13)オーストリア②――同じ作品だったドレツァール
 (14)フランス①――ユートピア小説を読むならレチフ
 (15)フランス②――モーロワ読むならハヤカワ版で
 (16)フランス③――ミステリ作家のSFは?
 (17)フランス④――さまざまな終末風景
 (18)フランス⑤――ピエール・ブールは日本がお好き?
 (19)フランス⑥――「サンリオSF文庫」のフランス作家たち
 (20)フランス⑦――多種多様なジュヴナイルSF
 (21)ベルギー――あなどるなかれ〈ハリー・ディクソン〉!
 (22)スペイン――J=R・サラゴサは予想以上にSF度高し
 (23)スウェーデン――岩波と人文書院からSFを出したヤシルド
 (24)チェコ――代表はチャペックだけど
 (25)ポーランド――とっても多いレム作品
 (26)ハンガリー――他国語を通しての翻

内容説明

奇想天外な設定やストーリーで私たちをアナザー・ワールドへと誘い出し、現実世界を変容させる不思議なミラーイメージ、SFの世界。垣間見えるお国柄から、世界地図を描いてみた。幻想的なチェコやロシア、さまざまな終末風景を提示するフランス…。手塚治虫に影響を与えたドイツSFには、「ペリー・ローダン」がなかったらもっと傑作が生まれていたかも!?また、全貌をつかみづらいSF叢書の数々を、古書を中心に体系的に紹介する。入手しやすさも考慮してあるので、古本屋めぐりの前に本書でツボを押さえておこう。膨大な量の情報も、著者の愛情がさばけばスッキリ整理され、あなたの読みたい本が見えてくる。入門者から上級者まで対応の、ポップでマニアックなSFガイドブック。

目次

第1章 空想科学小説叢書列伝(角川文庫「SFジュヴナイル」―SFファンへのひとつの入り口;『SFファンタジア』―目に訴えるガイドブック;「世界SF全集」―名作SFの集大成;「コバルト翻訳SFアンソロジー」―珠玉の短篇を精選 ほか)
第2章 バベルの塔から世界を眺めて(カナダ(ロバート・J.ソウヤーは必読!;モニカ・ヒューズは要チェック)
イタリア(二大巨頭、カルヴィーノとブッツァーティ;絵本作家、レオーニとエーコ;カンパニーレは『SEX発電』の原作者か?;ルーチョ・チェーヴァの架空戦記小説) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

王天上

4
英米に偏りがちな翻訳SFを補う入門書。名作が紹介されているわけではないようだ。第一章のアンソロジー・ガイドが実用的でよかった。さっそくネット書店に別冊奇想天外を2冊注文した。2017/03/01

スズツキ

1
今の私にはレベルが高すぎたかな……。これほどのSFを網羅しているのはすごいけど、羅列されてあるだけのものがあったりちょっと残念。あともう少し裏話的なものを期待していたのですが……。2011/12/01

daken

0
中級者以上むけだと思うな。2012/12/07

ちぬ

0
有名な古書もあるけど、全然知らないのもあったり、この作家そんなの出してたんだみたいな発見もあって面白かった。2012/09/20

0
★1/22000/01/31

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