ブルー・ボウ・シリーズ<br> ハーバード大学殺人事件

ブルー・ボウ・シリーズ
ハーバード大学殺人事件

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787290847
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

 ある死体の肖像──。イタリア美術の権威者の教授が殺された! 痴情のもつれか出世の野望か。難航する警察の捜査をしりめに学生探偵の活躍がはじまる。名門大学を舞台に繰り広げられる長篇推理小説。教授殺害をめぐる疑惑の円環運動。

内容説明

人が人を殺す理由?復讐、金、憎しみ、女?いずれにしろ、かなり強い動機がなければ、殺しまではやらない。ハドレーはそれほど執念深いだろうか?もちろんキャンパスでの噂はジュピターも知っていた―。口さがない連中が図書館や美術館や教室のすみでヒソヒソかわす愚にもつかない話だ。ハドレーはシンガーより年上で、大学での研究生活も長いのだが、いまだに教授になれないでいる。一方のシンガーは才気煥発、エネルギッシュで、とんとん拍子に出世を果たし、輝かしい未来を約束されている。あとは?名門大学を舞台にくりひろげられる長篇推理小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koo

4
 作者がハーバード大学在学中、結核療養中に書き上げた学生ジュピタージョーンズを探偵役としたシリーズ第一作でした。正直主人公のキャラが鼻につきますし訳は新しいものの文章がこなれてなくてアマチュア作家ぽさもありますがラスト関係者一同の前での鮮やかなどんでん返しもあり本格の佳作だと思います。シリーズ第3作も邦訳されているので探してみたいですね。2022/05/26

カーゾン

3
M:各種古本サイトやオークションサイトでなかなか見つからず、ふとチェックしたamazonで見つけて購入。よく確認したら図書館除籍本だったが、これ逃すと次いつ見つかるか分からないので購入。思ったより綺麗だった。 さて、感想だが、若書きな点はあれど、絵画の贋作に纏わる事件も腰砕けにならず、最後に一ひねりあって「ハーバード同窓会~」より出来が良いと感じました。訳文の分かりやすさもあり、2日で読了。 なお、入手前から青弓社というミステリと縁の薄い出版社がこの作品を出した理由が気になっています。 2023/04/12

Kiyoshi Utsugi

3
1936年に米国で出版され、日本語版はそれから60年近く経った1993年に出版されています。 著者のティモシー・フラーは、当時21歳でハーバード大学の三年生でした。 ハーバード大学を舞台にした作品ですぐに思い浮かぶのはエリック・シーガルの「ある愛の詩」ですが、それよりも35年近く前に書かれています。 ハーバード大学の構内でシンガー教授が何者かに殺されるところから始まります。 その事件をハーバード大学の大学院生であるエドマンド・ジョーンズが警察と一緒になって解き明かすというものです。2019/04/30

フレッド・ナラカット

3
ハーバードの院生である素人探偵の主人公に、ズレたシェイクスピアの引用をする黒人の世話役の少年、それとロマンスの相手役の美人司書見習い。ほぼ毎ページにわたってユーモアが散りばめられたライトなミステリ。主人公と同じく21歳で書き上げたフラーの若々しさが翻訳の助けもあって溢れ出ている。解説には軽いネタバレがある。2016/01/21

kanamori

0
☆☆☆2013/10/01

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