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出版社内容情報
古書の街・神保町の今昔から古書と古本界の日々種々の哀歓までを縦横無尽に綴る斯界第一人者の筆さばき。一冊の古本との出合い──それが人生を変えることだってないとはいえない──。古書渉猟の旅へといざなう味わいのエッセイ第2弾。
1
(1)神田わが町
敗戦直後の神保町/矢嶋翁の作る豆本/めぐりあい/他...
(2)喫茶店のある古本屋考
(3)古書探索の旅
――地方店を訪ねるたのしみ
(4)父・柳家金語樓の“大いなる遺産”
(5)「新生」と「鎌倉山日記」のころ
――ある戦後雑誌の軌跡
(6)本との出会い
――デパートの「大古本市」
(7)古本界の昨今
――良書払底、サバイバル商法広がりそう
(8)曲がり角にきた古書の流通
(9)古書価を支配するもの
――独占的流通機構の仕掛人
2
(1)古本界
古書店探訪の旅(4)/古本屋が自らの生態研究をした雑誌/デパートの古書展は相変らず花盛り/
(2)本の周辺
流行のテンポの速さ/索引のない本なんて……/映画俳優の自伝/カパヤ文庫/他
初出一覧