オペレッタの幕開け―オッフェンバックと日本近代

個数:
電子版価格
¥3,080
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

オペレッタの幕開け―オッフェンバックと日本近代

  • 森 佳子【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 青弓社(2017/03発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 56pt
  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787273970
  • NDC分類 762.35
  • Cコード C0073

出版社内容情報

オッフェンバックが創始したオペレッタは、どのようにして世界的な隆盛を極め、その後の凋落、そして再評価という道筋をたどったのか。作品を分析し、人物像にも迫りながら、彼の作品群が近代日本のオペラ受容と現代の音楽劇の発展に果たした功績を照らし出す。

はじめに



序章 高尚化と大衆化の狭間で

 1 オペレッタの歴史とオッフェンバック

 2 ジャンルとしての特徴



第1章 十九世紀ブルジョア文化のなかの劇場の変遷

 1 パリ・オペラ座

 2 オペラ・コミック座

 3 場末の「二流劇場」

 4 カフェ・コンセール



第2章 オッフェンバックのポートレート

 1 若き日のオッフェンバック

 2 ブーフ・パリジャンから黄金の時代へ

 3 普仏戦争以後

 4 オペレッタの初演で活躍した歌手たち

 5 最期の日々と『ホフマン物語』



第3章 オッフェンバックとは何者か

 1 普仏戦争後の批判から二十世紀初頭の再評価へ

 2 フレンチ・カンカンからオペレッタへ



第4章 オペレッタ作品について

 1 一幕ものオペレッタ

 2 全盛期の大規模作品

 3 普仏戦争後の作品



第5章 オペラ作曲家としての評価──『ホフマン物語』

 1 オペラ『ホフマン物語』の粗筋

 2 創作から初演まで

 3 戦前の再演

 4 復活の兆し

 5 演出家たちによる「新しい版」

 6 オリジナル版への回帰



第6章 日本人とオッフェンバックの出合い

 1 明治時代のオペレッタ受容

 2 オペラと日本人

 3 大正初期の日本人によるオペレッタ初演

 4 初期の浅草オペラとの関係

 5 一九二〇年以後の動きと『ホフマン物語』日本初演



第7章 花開く日本のオペレッタ

 1 昭和の「オペレッタ運動」

 2 昭和のオペレッタ上演とオッフェンバックの試み

 3 一九八九年は「戦後のオペレッタ元年」

 4 日本の『ホフマン物語』受容



参考文献



あとがき

森 佳子[モリ ヨシコ]
新潟県生まれ。国立音楽大学楽理学科卒業。パリ第四大学(ソルボンヌ)音楽学修士号、パリ・スコラ・カントルム和声対位法科ディプロム、博士(文学、早稲田大学)。現在、日本大学ほか非常勤講師、早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。著書に『笑うオペラ』『クラシックと日本人』(ともに青弓社)、『オッフェンバックと大衆芸術――パリジャンが愛した夢幻オペレッタ』(早稲田大学出版部)、訳書にエクトル・ベルリオーズ『音楽のグロテスク』(青弓社)など。

内容説明

オッフェンバックが創始した喜歌劇のジャンルであるオペレッタは、どのようにして世界的な隆盛を極め、その後の凋落、そして再評価という道筋をたどったのか。作品を丹念に分析し、人物像にも迫りながら、彼の作品群が近代日本のオペラ受容に果たした役割や、現代のオペラやオペレッタ、レビューやミュージカルの発展に与えた大きな影響と功績を照らし出す。

目次

序章 高尚化と大衆化の狭間で
第1章 十九世紀ブルジョア文化のなかの劇場の変遷
第2章 オッフェンバックのポートレート
第3章 オッフェンバックとは何者か
第4章 オペレッタ作品について
第5章 オペラ作曲家としての評価―『ホフマン物語』
第6章 日本人とオッフェンバックの出合い
第7章 花開く日本のオペレッタ

著者等紹介

森佳子[モリヨシコ]
新潟県生まれ。国立音楽大学楽理学科卒業。パリ第四大学(ソルボンヌ)音楽学修士号、パリ・スコラ・カントルム和声対位法科ディプロム、博士(文学、早稲田大学)。現在、日本大学ほか非常勤講師、早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユーカ

13
ナポレオンの劇場政策からオペレッタの誕生、オペレッタの父ともいえるオッフェンバックとその作品について丁寧にまとめられている。運動会の定番曲「天国と地獄」がフレンチ・カンカンと共に一人歩きした過程もよくわかった。海外のオペラ劇場で、オペレッタの古典作品の復興が試みられているが、オペレッタは当時の世の中の風刺、鏡のようなものなのだから当然の流れなのかもしれない。2022/10/10

チューリップ

3
オペレッタの事をよく知らなかったのでどういう物なのかってのがおおまかな歴史と一緒に知る事が出来て興味深かった。評判も最初はそんなによくなくても色々考えて変えていったりする事で違ってくるんだなとかそれなりに途切れずに続いてきたんだなとか分かって面白かった。2017/06/29

1
著者:森佳子 発行:2017年3月3日第1刷 定価:2800円+税 発行者:矢野恵二 発行所:株式会社青弓社 印刷所、製本所:三松堂 装丁:犬塚勝一 2024/03/17

E

0
普仏戦争の文化的意義を再確認2020/02/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11239825
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。