日韓「剣道」―KENDOとKUMDOの相克と未来

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日韓「剣道」―KENDOとKUMDOの相克と未来

  • 小田 佳子【著】
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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787234186
  • NDC分類 789.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

江戸後期に日本で竹刀と防具が開発されて誕生し、明治・大正・昭和と発展して、戦後も多くの人々に親しまれる剣道。日本国内の有段者は180万人を超え、世界的にも50を超える国・地域に浸透して、3年に1度開催する世界剣道選手権大会も盛況である。



なかでも日本の実力は図抜けていて、韓国がこれを追っている。選手同士は切磋琢磨しているが、日韓双方の「剣道」の考え方には隔たりが大きく、主張は対立している。「武道」であることを重んじる日本剣道KENDOとスポーツ化を目指す韓国剣道KUMDO。オリンピックへの対応でも温度差がある両国の「剣道」を、歴史・文化・技術という視点からつぶさに比較・検証して実態を明らかにする。



日韓の剣道観を俯瞰して丁寧に描き、両国の剣道が未来志向の関係性をどう結ぶべきかを提唱する。

序章 日本と韓国の「剣道」

 1 私と剣道と世界のつながり

 2 文化としての剣道の伝播

 3 武道の国際展開と伝統の創造

 4 剣道の「国際化」か、「国際的普及」か

 5 剣道の「国際化」に潜む韓国剣道KUMDOの議論

 6 文化普遍主義と文化相対主義



第1章 日本剣道KENDOと韓国剣道KUMDOの対立

 1 宗主国論争

 2 日韓の剣道小史

 3 国際的な剣道界の競技動向

 4 日本剣道KENDOの文化変容への危惧



第2章 剣道の歴史論――ルーツとしての武士道と花郎道

 1 日本剣道KENDOの歴史

 2 韓国剣道KUMDOの歴史



第3章 剣道の文化論――有効打突の概念と残心から

 1 有効打突の概念

 2 残心の美徳

 3 日本文化としての剣道の特徴

 4 日本剣道KENDOの残心と韓国剣道KUMDOの存心



第4章 剣道の技術論――「試合・審判規則」から

 1 「試合・審判規則」の目次

 2 規則の目的

 3 試合規則

 4 審判規則

 5 規則改定の変遷(補則)

 6 蹲踞と礼法

 7 「試合・審判規則」の相違点の要諦

 8 規定の相違がもたらす現実的課題



第5章 剣道文化の未来志向

 1 武道とスポーツのはざまの剣道

 2 アマチュアリズムと剣道

 3 ナショナリズムと剣道

 4 新ナショナリズムの韓国剣道KUMDO

 5 剣道文化の未来志向



韓国剣道KUMDO年表



あとがき

小田 佳子[オダ ヨシコ]
1969年、石川県生まれ。東海学園大学スポーツ健康科学部准教授。専攻は武道(剣道)、体育科教育学、スポーツ哲学。共著に『これならできる剣道』(スキージャーナル)、『新しい剣道の授業づくり』(大修館書店)など。剣道錬士六段。金沢桜丘高校から金沢大学に進学し、全日本女子学生剣道選手権大会準優勝2回。

内容説明

「武道」であることを重んじる日本剣道KENDOとスポーツ化を目指す韓国剣道KUMDO。オリンピックへの対応でも温度差がある両国の「剣道」を、歴史・文化・技術という視点からつぶさに比較・検証して実態を明らかにする。日韓の剣道観を俯瞰して丁寧に描き、両国の剣道が未来志向の関係性をどう結ぶべきかを提唱。

目次

序章 日本と韓国の「剣道」
第1章 日本剣道KENDOと韓国剣道KUMDOの対立
第2章 剣道の歴史論―ルーツとしての武士道と花郎道
第3章 剣道の文化論―有効打突の概念と残心から
第4章 剣道の技術論―「試合・審判規則」から
第5章 剣道文化の未来志向

著者等紹介

小田佳子[オダヨシコ]
1969年、石川県生まれ。東海学園大学スポーツ健康科学部准教授。専攻は武道(剣道)、体育科教育学、スポーツ哲学。剣道錬士六段。金沢桜丘高校から金沢大学に進学し、全日本女子学生剣道選手権大会準優勝2回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。