• ポイントキャンペーン

高校生・大学生のメンタルヘルス対策―学校と家庭でできること

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 183p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787233608
  • NDC分類 374.9
  • Cコード C0036

内容説明

体罰やいじめに耐えきれずに高校生の自殺が相次ぎ、インターネットを利用した女子高生の性犯罪被害も後を絶たず、人間関係などから精神のバランスを失う大学生も急増している。高校生・大学生の心と体の危機を予防して、自己形成に向かわせるために学校と家庭でできることは何か。現場で努力を重ねている9人が事例に基づいて提言する。

目次

序章 ゆれる高等教育の現場
第1章 高校生・大学生に何が起こっているのか―発達障害と関係性に焦点化して
第2章 高校生のメンタルヘルスの危機―予防的教育相談による対応
第3章 高校保健室から見える高校生の危機―親子関係に特化して
第4章 高校でのスクールソーシャルワーク―高校生の危機と家族関係
第5章 大学生のメンタルヘルスの危機―仲間づくりの失敗
第6章 薬物問題と大学生活の危機―大学生を対象とした薬物乱用防止対策
第7章 大学生活の危機―家族の問題
第8章 引きこもり青年の葛藤と危機管理
第9章 既存教育へのチャレンジ―心を豊かにする自立教育:広島工業大学高校の取り組み
終章 高校生・大学生の危機と家庭と学校での危機管理

著者等紹介

石川瞭子[イシカワリョウコ]
日本社会事業大学社会福祉学研究科後期博士課程修了。博士(社会福祉学)、認定臨床心理士。聖隷クリストファー大学社会福祉学部こども教育福祉学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブルーツ・リー

1
2013年発行の本で、載っている事例は2000年初頭のものが多いから、自分よりやや下、くらいの世代のメンタルヘルスについて書かれている。 この世代は、無気力だなあ、と思う。精神的に辛い状況に陥ると、すぐに過食拒食リスカODに及んで、内面の辛さを外に向かって発信する事もできず、問題を解決させる方法も自分では探れない。 内面に、燃えるようなものはないのだろうか。 何かをやってみたい!と、強く思う心自体が侵食されてしまったのが、この時代の若者だと思った。 少なくとも自分は、うつがあっても、自力で歩んでいきたい。2021/03/05

ひだり

0
引きこもりの裏にあるのは父親不在の家庭環境…納得。スクールソーシャルワーカーの実例などがたくさん書かれていて参考になった。2013/10/28

鵜殿篤

0
エリクソンの理論が時代にそぐわなくなっているという記述があって、おもしろかった。心理の専門家から見ても「時代遅れ」に見えるという言質を得て、勇気が出るのであった。2019/05/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6882408
  • ご注意事項