出版社内容情報
柳田国男と地方の野の研究者=小さき者との交流を追跡し、両者のまなざしの交換をかいまみる。そこにこそ「民俗学」の原泉があった。──柳田は何を展望し、小さき者は何を見ていたのか。野を歩き、時代の証人の声に耳を傾けた労作。
1 “柳田学”の人々
2 甲斐国西八代郡上九一色村のこと 土橋里木と『甲斐昔話集』
甲斐国上九一色村余聞 『甲斐国昔話集』のことなど 土橋里木/聞き手・松本三喜夫
3 伊予国宇和島のこと 山口常助と『南予民俗』
伊予国御槙村山村調査余聞 山村常助・大間知篤三のことなど 中平解/聞き手・松本三喜夫
4 越後国糸魚川と佐渡のこと 青木重孝と『西頸城郡郷土誌稿』
5 石見国邑智郡と鹿足郡のこと 『島根民俗』と『島根民俗通信』
石見国鹿足郡日原村余聞 『石見日原村聞書』のことなど 大庭良美/聞き手・松本三喜夫
6 柳田国男と小さき者のまなざし
あとがき
内容説明
柳田国男と地方の野の研究者=小さき者との交流を追跡し、両者のまなざしの交換をかいま見る。そこにこそ「民俗学」の原泉があった。―柳田は何を展望し、小さき者は何を見ていたのか。
目次
第1章 “柳田学”の人々
第2章 甲斐国西八代郡上九一色村のこと
第3章 伊予国宇和島のこと
第4章 越後国糸魚川と佐渡のこと
第5章 石見国邑智郡と鹿足郡のこと
第6章 柳田国男と小さき者のまなざし