毒薬の博物誌

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毒薬の博物誌

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787231192
  • NDC分類 499.15
  • Cコード C0036

出版社内容情報

死のアロマを漂わせ、人を欲望の罠へと誘う危うい薬──毒薬。神話の時代から毒薬繚乱の中世を経て現代にいたるまで、消えることなくつづく毒の香。怪しい魅力=呪力を内に秘めた毒薬に取り憑かれた人々とその逸話を集成した博物誌。

毒殺の歴史と方法――序にかえて

1 神話と毒薬
 毒薬使いの名門――王女メディア/“キルケーの薬草”と霊薬ネペントス/ソクラテスと毒ニンジン/アレキサンダー大王とインド大守の娘

2 ローマ宮廷の毒薬
 ローマ宮廷と魔術/毒薬王ミトリダテス/変態皇帝ティベリウス/皇帝ネロの毒薬調剤係

3 ペストと毒薬
 マイモニデスの毒薬対策/霊魂の護符・糞石/ペストと毒薬/ペストにおける差別の構造/シャルル悪徳公

4 マンドラゴラについて
 エデンの園の人間植物/マンドラゴラの効能/マンドラゴラとアンドロイド/マンドラゴラと章柳

5 法王庁の毒薬
 ボルジア家と“カンタレッラ”/絶世の美女ビアンカ/“ナポリの小雨”

6 毒薬繚乱の時代
 シェイクスピアと蝦蟇の毒/カトリーヌ・ド・メディシスと毒殺事件/“遺産相続の粉”/ラ・ヴォワザンの毒薬

7 日本の毒薬
 毒薬と神仙思想/薬子の乱と毒薬の登場/平安朝の本草学/戦国時代の毒殺と鴆毒/蒲生氏郷と加藤清正/江戸の毒

8 『殺人狂時代』と毒殺
 ナポレオン毒殺説と砒素/砒素検出法――マーシュ・テスト/小市民社会の犯罪/

内容説明

毒薬―死のアロマを漂わせ、人を欲望の罠へと誘う危うい薬。神話から毒薬繚乱の中世を経て現代にいたるまでの毒に憑かれた人々とその逸話を蒐めた毒薬全書。

目次

1 神話と毒薬
2 ローマ宮廷の毒薬
3 ペストと毒薬
4 マンドラゴラについて
5 法王庁の毒薬
6 毒薬繚乱の時代
7 日本の毒薬
8 『殺人狂時代』と毒殺
9 化学兵器の時代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kitten

5
図書館本(電子書籍)。毒薬の使われてきた歴史だけれども、成分的にどうこうという話ではなくて、歴史上の有名な毒薬についての話。毒薬に魅せられた人がいるのが怖いけれども、この筆者も毒薬に魅せられているのではなかろうか。姉妹編で「媚薬の博物誌」もあるらしいけど、それも可能なら電子書籍で借りたい。実際の本を借りるとちょっと。2021/05/25

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