バウムクーヘンの文化史―パン・料理・菓子、越境する銘菓

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バウムクーヘンの文化史―パン・料理・菓子、越境する銘菓

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  • サイズ A5判/ページ数 213p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787220974
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0020

出版社内容情報

いま日本では、菓子店やコンビニなどで、様々な種類のバウムクーヘンを気軽に食することができる。中央に穴が空き、「年輪」に見立てられるユニークな形状のこの菓子は、いつ歴史に登場して、どのように発展してきたのだろうか。



ドイツでの文献をもとにパンや料理、菓子の間で行きつ戻りつしながら形作られてきたバウムクーヘンの来歴を明らかにし、19世紀から20世紀の初頭にドイツで菓子の王と称されるようになるプロセスについて考察する。さらに各時代のレシピや焼成法を史料から読み解きながら、当時の素材や形状、色、味についても丁寧に紹介する。加えて、第一次世界大戦を期にもちこまれてから現在まで、独自の発展を遂げた日本のバウムクーヘンにも光を当てる。



「パン職人と焼き菓子」「宴会料理との関係」「年輪の誕生」など、バウムクーヘンをめぐるエピソードをふんだんに織り込みながら、多くの人々に愛されるバウムクーヘンの歩みをたどる異色の文化史。歴史的に貴重なレシピの和訳や図版も多数所収。

内容説明

中央に穴が空き、「年輪」に見立てられるユニークな形状のバウムクーヘンは、いつ歴史に登場して、どのように発展してきたのか。パンや料理、菓子の間で行きつ戻りつしながら形作られてきたプロセスを明らかにし、十九世紀から二十世紀の初頭にドイツで菓子の王と称されるまでになる歴史を照らす。

目次

序章 心棒に生地を付けて直火焼きする方法(なぜバウムクーヘンなのか;菓子の歴史研究の現状 ほか)
第1章 パンなのか、料理なのか、彷徨の時代(第一期―オベリアスについて;第二期は紐状の生地 ほか)
第2章 バウムクーヘンの完成(バウムクーヘンの完成前期;バウムクーヘンの完成 ほか)
第3章 日本での転成(明治以降の洋菓子導入の軌跡;本場の味から日本の味へ ほか)
終章 再び、串に生地を巻き付けて直火で焼く方法(バウムクーヘンの味の変遷;再び、串に生地を巻き付けて焼く方法)

著者等紹介

三浦裕子[ミウラユウコ]
1953年、福岡県生まれ。1993年からお菓子教室Sweets&Table主宰。お菓子作りを教えるかたわら2011年に九州大学大学院比較社会文化学府修士課程に入学、13年に同学府博士課程後期に進学し、19年に同学府博士課程後期単位取得退学。博士(比較社会文化)。研究分野はお菓子の歴史、日本の洋菓子史。製菓の研修でウィーンを訪れた際、国立歌劇場の立ち見席で連日オペラとバレエを観て以来、舞台芸術に魅了されている。また表千家の茶の湯に長く親しむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takao

3
ふむ2023/03/19

マイ

0
大好きなバウムクーヘンだがお恥ずかしながらクラブハリエ以降しか知らない。菓子の王と言われたのは配合や焼成技術、職人の教育など様々な能力が必要ゆえ。その能力はドイツ職人の誇りであり第一次世界大戦で捕虜となったユーハイムが日本で生きていく契機になった。自動焼成オーブンが出た日本ではフレーバーや焦がし方など新しい味覚開発の方向に向かう。 しかし筆者は「この菓子は作り難かったために生き延びて作り続けられてきた」と結ぶ。AI時代に人間だけができることは偏愛だという尾原氏の主張が期せずして支持されてしまった(笑)2023/11/11

Ayumi Yasuda

0
ドイツで食べたバームクーヘンは美味しかったよ。あれから日本に戻っても食べるようになったよ、と夫とちょうど話していた数日後に図書館で見つけた本2023/05/25

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