転形期 法然と頼朝

転形期 法然と頼朝

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787220059
  • NDC分類 188.62
  • Cコード C0021

出版社内容情報

よき地によき種を蒔かんがごとく──。仏の光の失われた末法の時代、名主田堵層の惣領制=卯の花垣根に天与の賜として成立した「基本的人権」の世界。頼朝の政治革命と法然の念仏革命──その成立と流産を活写する転形期の精神史。

1 底知れぬ力
 (1)底知れぬ力
 (2)あさましきこと限りなし
 (3)闇の統治者
 (4)希代不思議の義兵なり
 (5)それよりしてこそ平家の子孫は絶え果て給にけり
 (6)理強にておわす
 (7)分の成立

2 頼朝と封建双務契約
 (1)貴種再興の秋
 (2)四月神祭る家に卯の花あり
 (3)猿神退治
 (4)卯の花垣根から堀の内へ
 (5)私の誕生
 (6)公と私は車の両輪
 (7)佐々木氏への手紙
 (8)封建制ヒエラルヒー
 (9)天下草創の時なり

3 王法と仏法は車の両輪
 (1)まあさてあらん、苦しいのはそうだったのか
 (2)念仏は無間地獄の業なり
 (3)王法と仏法は車の両輪
 (4)法然の登場

4 法然の表と裏
 (1)仇を討つなかれ
 (2)アイデンティティーの確立
 (3)恥にて恥ならず
 (4)法然の表と裏

5 良き地に良き種を蒔き
 (1)月かげの至らぬ里はなけれども
 (2)頼朝と法然のすれちがい
 (3)良き地に良き種を蒔かんがごとく

6 親鸞の表と裏
 (1)良心の独裁者・親鸞
 (2

内容説明

よき地によき種を蒔かんがごとく…。仏の光の失われた末法の時代、名主田堵層の惣領制=卯の花垣根に天与の賜として成立した「基本的人権」の世界。頼朝の政治革命と法然の念仏革命―。その成立と流産を活写する転形期の精神史。

目次

第1章 底知れぬ力
第2章 頼朝と封建双務契約
第3章 王法と仏法は車の両輪
第4章 法然の表と裏
第5章 良き地に良き種を蒔き
第6章 親鸞の表と裏
第7章 『待つ力』
第8章 身分から契約へ
第9章 南無阿弥陀仏

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