内容説明
テレビやインターネットなどでの手軽な情報収集に頼りがちな現代だからこそ、体系だった知識をまとめ、思考力・想像力を養って新しい価値観と出合える読書の重要性が再認識されている。本書は、読書の推進と指導の必要性を改めて理解し直し、その実践のために学校図書館を担う司書教諭・学校司書や各教科の担当教員が、そして学校全体が、独自にあるいは他の図書館と連携して何ができるのか、具体的にレクチャーする。
目次
読書の意義
読書の指導の系譜
発達段階に応じた読書の指導
読書材の提供
読書環境の整備
児童・生徒と本を結ぶための方法
全校で取り組む読書活動
各教科等での読書の指導
探究的な学習と読書の指導
学校経営と学校図書館、読書活動の推進
読書活動推進のための連携
個に応じた読書の指導
著者等紹介
大串夏身[オオグシナツミ]
1948年、東京都生まれ。昭和女子大学人間社会学部特任教授。日本図書館情報学会、日本学校図書館学会などの会員
小川三和子[オガワミワコ]
東京学芸大学教育学部小学校教員養成課程国語科卒業。東京学芸大学大学院教育学研究科学校教育専攻修士課程修了。東京都公立小学校司書教諭を経て、司書教諭講習非常勤講師、新宿区立教育センター学校図書館アドバイザー、全国学校図書館協議会参事、日本学校図書館学会理事・役員、日本子どもの本研究会会員、日本図書館情報学会会員、文部科学省子どもの読書サポーターズ会議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みこ
8
非常にためになった。読書指導の歴史から現在に至るまでの変遷にはじまり、最新の指導法まで幅広く網羅されている。良いと感じた部分を実践していきたい。2017/05/31
yomite
3
目当てを明確化して段階的に計画をたてなければ。参考になった。2016/12/11
\しおり/
3
学校図書館が持つ大切な役割。私が読書をする意義も「単に趣味で本の世界を楽しむ」だけから「問題解決のための読書」もするようになった。それは自分個人のことだと思っていたけど、図書館の読書指導方針も影響していたみたい。学級の読書指導にビブリオバトルもあって、時代の変化にあわせて本の可能性は広がっていると感じた。2016/03/14
まんぼう
0
★★★2016/01/20