出版社内容情報
会社のパーパス、法務のパーパス。二つを一つにするための法務の役割とは?
「法務部が企業価値向上のために経営のど真ん中に居座る存在になり、それを実行する法務部員にもっと逞しくなってもらいたい。」そのような願いを込めて法務のベテランが豊富な経験に基づきリアルに語る企業法務の入門書。
内容説明
経験豊富な法務のベテランが説く会社のパーパス、法務のパーパス。企業価値向上のために、法務部門は、経営のど真ん中に「居座る」存在になろう。
目次
第1章 法務部のパーパスを考える
第2章 法務部の戦略
第3章 法務部の役割について考える
第4章 いま取り組むべき課題
第5章 法務部員の醍醐味
第6章 法務部員に必要なスキル、能力、心構え
著者等紹介
竹安将[タケヤスマサル]
花王株式会社執行役員。法務・ガバナンス部門統括。1994年3月同志社大学法学部法律学科卒業。1994年4月花王株式会社入社(法務部)。2014年1月株式会社カネボウ化粧品法務グループ部長。2016年1月花王株式会社法務・コンプライアンス部門法務部長。2019年1月花王株式会社執行役員法務・コンプライアンス部門統括。2022年1月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちくわ
5
企業のパーパス、法務のパーパスという帯が気になり購入。著書の経歴はいわゆる日系大企業に新卒で就職し、法務畑の叩き上げというもの。本書はそのようなバックグラウンドを持つ著書が自身の企業法務感を述べたものとなる。個人的には、いわゆる上司が自身の考えを言語化したものという印象を受け、この部分は参考になる、この部分は違和感があるというものが混在しているように感じた。ただ、本書のはしがきにも、役に立つ部分だけ役立ててもらえればとは書かれている。あくまで一つの考え方が書かれた本という感覚で読んだ。2022/04/03
Masaki Sato
1
相談に対応する姿勢や、社内での法務のプレゼンスの高め方という点では納得感があった。類書が多い分野だが、メーカー法務という点も含めて参考になる部分が多かったと思う。2023/01/08
たにやす
0
正に今の法務部門のあるべき理想の姿が描かれている。経産省も法務部門の役割を研究しており、弁護士との違いが明確。2022/06/26