AIの法律と論点

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 428p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784785726102
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C3032

出版社内容情報

AIが技術面で進化していく中で、社会に普及していくためには、いくつか越えなければならないハードルがある。その一つが、法律面で生じる問題である。例えば、AIが事故を起こした場合、AIの開発者が全責任を負う法制度では、AIの開発はストップしてしまうだろう。他方で、開発者が全く責任を負わない法制度では、被害者は全く救済されず、社会においてAIに反対する風潮が高まるであろう。
このように、AI技術がどんなに進歩したとしても、AIが社会に普及していく上で、法律がボトルネックとなるおそれがある。現在の法制度の下では、AIによって生じる法律問題をどのように解決すればよいのかについて不明確な点が多い。法律が不明確だと、人々がどう行動すれば予測できないため、それもまた大きな問題である。
本書は、AIによって生じる法律問題について、そもそもどのような問題があるのかを整理した上で、どのように考えるべきかについて解説したものである。また、法律は倫理の問題と切り離せないため、倫理の問題についても一編を設けて解説している。
本書は、AIの法律について幅広くカバーしており、以下のとおり5つの編から構成されている。
第1編 AIの基礎知識
第2編 AIの法律の基本編
第3編 AIの法律の応用編
第4編 AIに関する倫理
第5編 AIと現行法における課題・未来の法制度への提言


福岡 真之介[フクオカ シンノスケ]
著・文・その他

内容説明

AI法務の最前線!AIに関する法律問題を実務の観点から徹底解説。

目次

第1編 AIの基礎知識(本書の基本的考え方と構成;AIの基礎知識)
第2編 AIの法律“基本編”(AIと知的財産権;AIに関する責任 ほか)
第3編 AIの法律“応用編”(AIのシステム開発;AIと個人情報・プライバシー ほか)
第4編 AIと倫理(はじめに―なぜ、AIと倫理なのか;AIと倫理の問題に対する取組み ほか)
第5編 AIと現行法の課題・未来の法制度への提言(知的財産;AIに関する民事責任 ほか)

著者等紹介

福岡真之介[フクオカシンノスケ]
西村あさひ法律事務所・パートナー弁護士。ニューヨーク州弁護士。1996年東京大学法学部卒業。1997年司法修習修了(50期)。1998年~2001年中島経営法律事務所勤務。2006年デューク大学ロースクール卒業(LL.M.)。2006年~2007年シュルティ・ロス・アンド・ゼイベル法律事務所勤務。2007年~2008年ブレーク・ドーソン法律事務所(現アシャースト)勤務。2014年~2015年大阪大学大学院高等司法研究科招へい教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。