ポピュラー・サイエンス
エレキテルの魅力―理科教育と科学史

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784785387808
  • NDC分類 427
  • Cコード C0054

内容説明

エレキテルは江戸時代、100年以上にわたって、いく人かの人々により、いくつかの異なったタイプの装置が製作されてきた。本書は、彼らがエレキテルを製作した動機や、それらの装置を人々が受け入れた様子を眺めるなかで、江戸時代におけるわが国の科学技術の有様を浮き彫りにした「エレキテルを通してみた江戸時代の科学技術史」である。エレキテルを「教育」と「科学技術史」という異なった窓から眺めている。

目次

プロローグ(エレキテルをとらえる2つの窓;教育の中で活用されるエレキテル;科学技術史の対象としてのエレキテル ほか)
第1編 「教育」という窓から見たエレキテル(復元装置を使った教育実践;エレキテルの概要;エレキテルを製作した人々;復元装置の製作)
第2編 「科学技術史」という窓から見たエレキテル(橋本曇斎がチャレンジした書物;伝統的自然観とエレキテル;現存する電気治療機の調査報告;エレキテルが製作された背景)

著者等紹介

東徹[アズマトオル]
1953年兵庫県に生まれる。1976年大阪大学工学部電気工学科卒業。1978年大阪府科学教育センター(現・大阪府教育センター)研究員。1998年大阪府立大学大学院人間文化学研究科博士後期課程単位取得退学。2004年弘前大学教育学部教授。博士(学術)。専門分野は、科学技術史、理科教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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