目次
序論 「アジア社会論」の系譜における一九三〇年代
第1章 尾崎秀実の「東亜協同体」批判―日中戦争期の「社会」問題
第2章 蝋山政道と戦時変革の思想
第3章 二十世紀社会学の課題と「東亜」―新明正道にとっての総力戦
第4章 加田哲二の「東亜協同体」論
第5章 複製装置としての「東亜協同体」論―三木清と船山信一
第6章 平野義太郎とマルクス社会科学のアジア社会論―「アジア的」と「共同体」の狭間で
第7章 満鉄調査部の思想―大上末廣と宮崎正義
第8章 佐藤大四郎の協同組合思想と「満洲」における合作社運動
第9章 転向から考える植民地・近代・アジア―解放前後における印貞植の実践を中心に
第10章 海軍省綜合研究会と板垣與一
著者等紹介
石井知章[イシイトモアキ]
1960年生まれ。明治大学商学部准教授。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。(社)共同通信社記者、ILO(国際労働機関)職員を経て現職
小林英夫[コバヤシヒデオ]
1943年生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。東京都立大学大学院博士課程中退。博士(文学)
米谷匡史[ヨネタニマサフミ]
1967年生まれ。東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。