目次
詩集「水姫」から
詩集「綺羅のバランス」から
詩集「デルタ」から
詩集「液晶区」から
詩集「ガールフレンド」から
詩集「ボーイハント」から
詩集「EXIT.」から
詩集「lives」から
詩集「やわらかい檻」から
詩集「半島の地図」全篇
著者等紹介
川口晴美[カワグチハルミ]
1962年福井県小浜市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専攻卒業。1985年に最初の詩集『水姫』。以後『半島の地図』(09年、第10回山本健吉文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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不在証明
14
「おとうさんとおかあさんはわたしをつくって/わけのわからない世界で生きていかなくちゃならなくさせて/あとで埋め合わせるように世話をしてくれました(サイゴノ空・抜粋)」―なんだろうこのうら寂しさは。闇がすぐそこまで迫っている夕暮れ時に、ひとりぼっちで泣いている子供の声が聞こえてくるかのような。音の出る無声映画を観ているように、ことばはことばとして在りつつも、肌で感じている部分が大きいのかも知れず、わかりやすい文章に冷たい鉄と錆、打ち捨てられたものたちのにおいを感じる。2016/10/02
ふくしんづけ
4
流れていく。時の流れがある。時そのものでなく、水の流れによって意識する。小説として読んでしまうものもある。そのためか、いつも詩を読む時のような気負いがなく、与えられるまま、流れていく言葉の数々から自然に光るものを見つけていくことができた。幻想的でありながら、アルタやセブンイレブンなど、身近な固有名詞が同居する楽しさ。東京で生きる他人の時間を覗き見ている感覚。時間を生み出したい。幻想との共生こそ、読むこと書くことの動力源だと思う。2020/02/11
とかげ
1
tiger is hereを読む前に他の作品を読もうと思って借りてきました。とても女性らしいなあと。飛躍がしっくりきたりこなかったり。改行が窮屈で読みにくい所と、そうそう!ってさくさく読める所と。2018/12/01
午後
1
バラバラという感覚。2018/11/16