内容説明
「満月の夜を以て会し、雨天にても構はざる事」「会場には満月会と記したる大提灯を出し目印と致すべき事」「会費は…余りあれば協議の上まんまるき焼芋を買ふうことなどあるべし」。このような申し合わせをして明治29年に京阪満月会が発足、新派の俳壇の形成が始まった。「明治大阪俳壇史年表」を付載。
目次
蓮看の蓮看ず(中川紫明)
京阪俳友満月会無趣意書(五百木瓢骨)
京阪俳友第二回満月会(中川四明)
京阪俳友満月会第三回記(水落露石)
京都俳壇の起り(亀田小蛄)
大阪俳壇の起り(亀田小蛄)
神戸俳壇の起り(小描)(亀田小蛄)
車百合に就きて(正岡子規)
明治大阪俳壇史年表(俳壇史研究会編)