内容説明
本書は、自家歯牙移植における創傷の治癒、適応症、術式、予後(術後経過)をわかりやすくまとめた。CHAPTER3では、自家歯牙移植を理解するために必要な治癒機転をわかりやすい図を用いて解説。適応症と術式(治療の流れ)では、多くの保存的な適応症と詳しい術式をアトラス形式でみることができる。さまざまな状況での移植に対応できるよう、多種類の移植の流れを紹介。術後経過を長期間追った症例を可及的に多く提示し、統計的数値だけでなく臨床的実感として、移植の予後について把握できるように配慮した。
目次
自家歯牙移植とインフォームドコンセント
歯と歯周組織の発生と解剖
移植・再植における創傷治癒のメカニズム
自家歯牙移植の分類と、適応症かどうかの判断基準
治療の流れと術式
大臼歯部の自家歯牙移植
小臼歯部の自家歯牙移植
前歯部の自家歯牙移植
矯正治療における自家歯牙移植
外科的挺出と意図的再植〔ほか〕
著者等紹介
月星光博[ツキボシミツヒロ]
1952年愛知県海部郡蟹江町に生まれる。1977年大阪大学歯学部卒業。1981年京都大学医学部大学院卒業、京都大学医学博士取得。1982年愛知県にて月星歯科クリニック開設。1983年朝日大学歯学部非常勤講師(2001年退任)。1988年American Academy of Periodontology(米国歯周病学会)会員。1991年日本自家歯牙移植研究会会長。1992年International Association of Dental Traumatology(国際外傷歯学会:IADT)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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