目次
第1章 「3・11」と環境汚染、そして、いまいちど重金属
第2章 人類による重金属の利用(そもそも重金属とは?―重金属と微量元素;身のまわりの重金属―生活に欠かせない存在;人類が滅んでも汚染は残る;人類はいかに重金属を利用してきたか)
第3章 忘れられる「公害」が語りかけるもの(水俣病;イタイイタイ病;足尾銅山鉱毒事件;東京都六価クロム事件;土呂久公害事件;事件はなぜ風化したか―いつ発覚するかわからない汚染;未然防止と予防原則―地球を救う唯一の処方箋)
第4章 毒性と必須性―なぜ体内に重金属があるのか?毒性のルーツ(重金属の毒性の発現の基本メカニズム;重金属の必須性―生命維持に必要な存在;なぜ体内に重金属があるのか―地球史・生命史から)
第5章 重金属は語る(環境モニタリング―汚染を知る;動物の超蓄積;植物の超蓄積;動物の重金属レベルを決める要因は何か?;生態系の謎に迫るツールとしての重金属;地震が呼び覚ました重金属汚染)
第6章 やっかいな存在と生きる(再度、重金属と放射性物質から未来を考える;日本の環境法のザルぶり―水銀・カドミウムの状況;放射性物質と重金属)
著者等紹介
渡邉泉[ワタナベイズミ]
1971年3月大分県佐伯市生まれ。1998年3月愛媛大学大学院連合農学研究科博士課程修了、4月日本学術振興会特別研究員‐PD、8月東京農工大学農学部助手。2005年4月東京農工大学大学院助教授。2007年4月東京農工大学大学院准教授。2012年7月日本環境化学会学術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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