内容説明
いま、福島の人びとが、原発を、放射能を、自分の声で語りはじめた。
目次
プロローグ 「安全神話」の果てに(原発密集地帯―福島県「浜通り」;原発“巨大人災”の輪郭 ほか)
第1部 「くらし」と「子育て」の破壊(30キロ圏からの報告;戦時の記憶とふる里喪失 ほか)
第2部 「なリわい」の破壊(福島からフクシマ、そしてFUKUSHIMAへ;営々と築き上げた農業を壊されてたまるか ほか)
第3部 自治体の対応と除染に向けた住民の取り組み(突然の震災に遭遇して;「村」の復興を人と生活の再生に結びつけられるか ほか)
エピローグ 原発災害と地域社会(大震災からの「復興」をめぐる対抗軸;原発の成り立ち ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
2
『福島は訴える 「くらし」「子育て」「なりわい」を原発に破壊された私たちの願いと闘い』読了。福島県九条の会、2011年11月30日、かもがわ出版。私はおそらく広義で当事者ではないので、やっと知ることをはじめられた感じだ。率直で生活から出た声が、たくさんここにあった。どう捉えていくか。2018/08/20
Miki Shimizu
0
震災後6ヶ月くらいで書かれた本。福島に残って生きている人たちの声。農家、漁師、議員、学校の先生など、いろんな立場の、人が書いている。原発反対とか放射線どうするって外の人が書いた本とはちょっと違う感じ。あと、議員の人がきちんと地域の人の声を聞いて、地域の人のことを考えて、県、国、東電に要求していこう!って素敵なことに驚いた。こんなちゃんとした政治家もおるんやー。規模がでかくなるほど一般人とかけ離れてわけわからんようになるのはなんでやろ?2014/02/21