私が愛した東京電力―福島第一原発の保守管理者として

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私が愛した東京電力―福島第一原発の保守管理者として

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784780304718
  • NDC分類 540.921
  • Cコード C0036

目次

第1章 今回の事故はどういうものだったのか(全交流電源が喪失;海水注入はメルトダウンのあと ほか)
第2章 東電は変われるか(近所にできた柏崎刈羽原発;一度目の福島第一原発勤務―入社後二週間で ほか)
第3章 自滅する原発―原発をフェイドアウトするために(「もんじゅ」の次の段階の研究;完結しないサイクル ほか)
対談 拉致と戦争と原発を結ぶもの(原発被害者とその救援をめぐって;脱原発をどうやって実現するか ほか)

著者等紹介

蓮池透[ハスイケトオル]
1955年、新潟県柏崎市生まれ。東京理科大学電気工学科卒業。東京電力(株)に入社し、原子燃料サイクル部部長などを歴任し、2009年夏に退社。1997年から2005年まで「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」事務局長、その後副代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

15
東電に32年勤め、原発の保守管理にも当たっていた著者が、福島原発事故と東電について語った一冊。目にする機会の少ない、そこで働いてきた人の肉声を聞くことができ、なかなか興味深かった。巻末の対談で語られた、原発をなくしていく世論や運動についての問題意識にも、いろいろと考えさせられた。核のごみの最終処分のあてがないまま、この先も原発を主要なエネルギーに位置づけるのは無理があるのは間違いない。事は国民全体の生活にかかわってくるだけに、今こそ立場の違いを超え、冷静に今後のエネルギー政策を考える必要があると思った。2012/01/15

osakaspy

4
今回の福島原発の問題から、今までの東電を財政の視点や行動の視点など論理的な文章で分かりやすく、実際に勤めていたので言葉に説得力もあり、一気に読めます。最後の第3章で蓮池さんが原発は自滅するもしくはフェードアウトすべきという持論も元東電社員の率直な意見だと思います2012/01/06

D21 レム

3
拉致被害者帰国のときに、蓮池さんは会社をあんなに休んで大丈夫なんだろうか、何の仕事をされているのかと思っていた。なんと東京電力だったとは。「想定外」ではなく「無想定」。時間がたつと悪い意味での被害者意識が出てきてしまう。ドイツがフランスから原発由来の電気を買っていることは知らなかった。「脱原発3原則、原発で電気を作らない、原発を輸出しない、原発由来の電気を買わない」。東電は優等生的な無難な社員が多いとか、拉致問題の経験とからめての注意点とか、仕事内容とか、左右の垣根を越えてとか、蓮池さんならではの視点。2012/03/28

しょうたろう

3
30年以上東電で働いた蓮池さん。一度講演を聞いたことがありますが、本当にしっかりした方です。東電の企業体質、安全体制などへの指摘は働いていたからこそできるものでした。現在の東電社員へメッセージを書いており、それは蓮池さんの人間性を物語っていました。2011/10/29

ゆかり

2
震災の年(2011年)に出版。拉致被害家族連絡会の元副代表であり、被害者のお兄様でもある蓮池さんの著書。2009年に東電を退職しているが、福島第一原発で発電側に関わった視点で事故をわかりやすく解説し、原子力開発研究所で核燃料サイクルに関わった経験で原発に未来が無い事を述べている。そして、拉致問題の当事者として、共通して感じる政府の無能ぶりも指摘。すぐに脱原発は現実的でなく、徐々にシフトは賛成。もう、拉致も原発も他人事ではいられない。2021/05/23

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