目次
第1部 クロスロードのポテンシャル(クロスロードとは;クロスロード5年;「終わらない対話」とクロスロード)
第2部 現場に生かすクロスロード(ゲームという場を超えて;他の手法との併用;クロスロード質問紙版;教育技法としてのクロスロード)
第3部 防災教育におけるゲームの活用(ゲームで何を学ぶのか;生活とつながる―防災すごろく;動いて学ぶ―ぼうさいダック)
第4部 クロスロードの新展開(市民編;要援護者編;感染症編;食品安全編;さまざまな展開)
第5部 展望(われわれはゲームで何をしているのか)
著者等紹介
吉川肇子[キッカワトシコ]
1988年京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学商学部准教授
矢守克也[ヤモリカツヤ]
1988年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都大学防災研究所教授、京都大学大学院情報学研究科教授
杉浦淳吉[スギウラジュンキチ]
1998年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、愛知教育大学教育学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hisashi Tokunaga
0
再読追;外岡秀俊「発信力の育て方」に取材術の章に「このゲームのコツは、・・・記者に問題を作ってもらったところ・・「イエス」・・「ノー」・・常識を超えた発想に、その場のだれもが驚き、うなずきました。・・こうした意外な答えを引き出し、みんなで共有することなのです。・・「ジレンマ」とはどちらを選んでも問題が残る「板ばさみ」の状態を指す・・・」とある。 「クロスロード」がその対象領域とゲーム性を拡張するに伴いその有効性が散漫になるようだ。凝縮した汎用性の高いゲームにもう一度手練する必要が有りはしないかと感じた。2013/10/15
こばこ
0
ようやく読了。前著からの続きものということで、「クロスロード」というゲームそのものの広がり、展開の話が主。 「クロスロード」というゲームの汎用性の高さが伺われる。 書籍に載っている問題だけでも「災害時のジレンマ問題集」としていい読み物なので、再読して勉強したいな、とは思うところ。 ただ(ここで触れている方もいらっしゃるけど)ゲーム自体へのアクセス性の低さはどうにかならないものなのかと。京大の本部に行かないと買えないとかかなりの無理ゲーなのでは。買ったけど。2013/02/20
しょ
0
初読時は飛ばし読みだったが、時々問題と向き合ういい手段ではと思い再読。順に読んでいるとゲーム要素のイメージがしづらく、苦痛。はじめに巻末の市民篇を読むとよいだろう。続編ということで、発展・応用のアイディアが中心だった。本来の地震についての設問は東日本大震災にも直結するものが多く、しかしこのゲームが流通していないのを残念に思う。役所はもちろんのこと、道徳やホームルームでの使用がしやすいようにいろいろ作ればいいのに…。勝手にオリジナルを作るのは好ましくないような記載があったが、むしろカードの金額も下げて「自由2011/06/10
gottender
0
工夫次第でいろいろなところで使えそうな気がしたが、書籍には「勝手に使わないで!」というコメントがところどころにあり、活用できないような気がした。2009/11/30