内容説明
戦後の日本映画最盛期は、どのような人材が担い、どのように形成されたのか。膨大な作品を生み出した「影武者」ともいうべきシナリオ・ライター、プロデューサーの活動からその裏面史をさぐる。貴重な証言・資料満載。
目次
第1章 黄金期に活躍した影武者たち(堀江史朗)(東宝の“再建”と影武者;戦争捕虜からNHK復帰;三月会;東宝文芸部長に;東京映画の創立と新井一;新井イズムの誕生;シナリオを教えるということ)
第2章 ロングインタビュー 南の島のレモンの木(堀江史朗に聞く)
第3章 シナリオに生涯をかけた男 新井一(新井巖)
第4章 傑作シナリオはこうして生まれた(森栄晃)(『ゴジラ』;『七人の侍』;『裸の大将』;『天国と地獄』;『大学の若大将』;『日本のいちばん長い日』;『モスラ』;『ニッポン無責任時代』)