番町麹町「幻の文人町」を歩く

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779110252
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0095

内容説明

東京の真ん中のお屋敷町に多彩な文学者や芸術家が住み、行き交った「文人町」があった。江戸・明治・大正・昭和の「まち」の記憶を発掘しながら散歩する愉しみを満喫する。

目次

番町・麹町界隈―東京の真ん中に「幻の文人町」があった―御邸町という土地柄と「文人通り」の散策
旧有島邸はどこにある?―「文人通り」に広がっていた大きな屋敷の記憶
泉鏡花の旧居跡碑をめぐって―隣人には鏡花を慕う若い文学者たちも
島崎藤村、失恋の地に戻り晩年を過ごす―「明治女学校」教師時代の思い出にひき寄せられるように
番町で産声をあげた白樺派の巨匠―武者小路実篤と千家元麿は幼少の頃から“ご近所”同士だった
樋口一葉、恋の通い路―本郷から麹町へ、一途な思いを抱いて
ここは『明星』創刊の地―与謝野晶子・鉄幹夫妻、活躍の足跡
明治、大正、昭和、行き交う詩人たち―麹町界隈の詩人・歌人・俳人事情
永井荷風、小山内薫、武林無想庵―番町界隈で過ごした彼らの放蕩無頼の時代
国木田独歩の恋の坂道―有島武郎『或る女』との因縁〔ほか〕

著者等紹介

新井巌[アライイワオ]
1943年、東京に生まれる。成城大学文芸学部卒業。レコード会社をへて広告界に転じ、コピーライターとして活躍、1970年、TCC新人賞受賞。東京コピーライターズクラブ所属。広告制作会社のコミュニケーションフォーラムを設立し、現在に至る。地域コミュニティ活動として六番町町会会長、わがまち人物館館長などを務め、上智大学コミュニティカレッジでは千代田学を講じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。