内容説明
“闘魂”を50年撮り続けた写真家の記憶と記録。
目次
初めて猪木を写真に収めた日
至近距離で目撃した“世紀の一戦”
打ち上げに現れた“独眼竜”猪木
目の前で起きた「舌出し失神事件」
東京体育館の天井から撮影した「延髄斬り」
巌流島で感じた「闘いのロマン」と「男の切なさ」
英語で話しかけてきたイタリアのパキスタン人
“伝説の革命家”フィデル・カストロ議長が流した涙
感動的だった「人質解放のダァーッ!!」
素直に、見えたままに猪木を撮る
猪木は北朝鮮で「力道山」になった
印画紙に浮かび上がってきた「猪木」
著者等紹介
原悦生[ハラエッセイ]
写真家。1955年、茨城県つくば市生まれ。早稲田大学卒。スポーツニッポンの写真記者を経て、1986年からフリーランスとして活動。16歳の時に初めてアントニオ猪木を撮影し、それから約50年、プロレスを撮り続けている。猪木と共にソ連、中国、キューバ、イラク、北朝鮮なども訪れた。サッカーではUEFAチャンピオンズリーグに通い続け、ワールドカップは1986年のメキシコ大会から9回連続で取材している。AIPS国際スポーツ記者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
湘南☆浪漫【Rain Maker】
2
原悦生さんがアントニオ猪木を書いた一冊。 自身が写した写真もふんだんに盛り込まれていて、アントニオ猪木を堪能できる(笑) プロレスだけではなくサッカーの現場にも足を運んでいるので、猪木さんとジーコの2ショット写真も。 ジーコがイタリアのウディネーゼにいた頃に、新日本プロレスのTVがイタリアで放送されていて、ジーコの子供も猪木さんのファンだったようで。 中田英寿がイタリアに来るまではアントニオ猪木がイタリアで一番有名な日本人だった、っていうのも信憑性がある。2024/03/29
masa
2
追悼本では無いですが、結果的に内容は凄く良い追悼本でした。50年間猪木を撮り続けた原悦生氏ならでは。写真集ぽいものかと思ったら、原さんの文章が胸に迫ります。写真も珍しいものいっぱいで素晴らしいです。かつて近しかった人はアントニオ猪木と猪木寛至を分けて論じますが、原さんはずっとアントニオ猪木との思い出を書いていて、コレは惚れてしまうわという感じです。アントン外交は再検証&再評価が必要なのでは。2022/10/24
Kudo Atsushi
2
昭和のプロレスエピソードと見覚えのある写真がいっぱい。巻末の古舘の話も面白いが長い。2022/09/07