出版社内容情報
ライラックどおり10ばんちのたてものから きょうもいいにおいがただよってくる。だれがなにをつくっているのかな。ある部屋からはトマトソース、別の部屋からはカレーのにおい。バナナケーキのあまいにおいやキッシュの焼けるにおいまで。料理ができたら集まって! 世界のいろんな国の料理を、みんなでいっしょにいただきましょう! 材料の絵とレシピで料理のイメージが広がります。
内容説明
ライラックどおり10ばんちのまえをとおると、とってもいいにおいがしてきます。キッシュ、レンズまめのカレー、いちごのクランブル…だれが、どんなりょうりをつくっているのでしょう。できあがりをそうぞうしながら、あなたもつくってみませんか。
著者等紹介
サラ,フェリシタ[サラ,フェリシタ] [Sala,Felicita]
オーストラリアで育ち、西オーストラリア大学を卒業後、イタリアに移住。独学でイラストを学び、絵本とアニメーションの分野で活躍している。ローマ在住
石津ちひろ[イシズチヒロ]
愛媛県生まれ。絵本作家、詩人。絵本『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、詩集『あしたのあたしはあたらしいあたし』で三越左千夫少年詩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
85
表紙からもいい匂いが漂ってきそう。様々な国の住人が作る特色豊かなご自慢の料理。なんて素敵なお昼ごはん。みんなで持ち寄ってワイワイ和やかに食べるとより一層美味しく感じるね。あれもこれも食べてみたい。雰囲気のある絵もおしゃれ。各レシピ付き。2022/06/09
ルピナスさん
62
こんな風に同じ建物内に色々な国の出身の人々が集まって、住民が自由に使える中庭にテーブルを用意して、持ち寄りの一品を楽しめたら良いですね!15の国からのお料理。どれも馴染みある一品なのは、自分も今まで色々な人達と出会ってきた証でしょうか。おやつまでついヘルシーに走りがちだけど、皆と頂くピーナッツバター・チョコチップクッキーは罪悪感も忘れ美味しく楽しめそう。日本は親子丼だったけれど、取り分けるに不便なので、私なら手毬寿司や押し寿司?鶏挽肉と豆腐と紫蘇のハンバーグ?食をベースに世界の多様性に胸がワクワクの一冊。2023/08/04
ぶんこ
54
ライラックどおりの建物からは良い匂いが。世界各国の人たちが住んでいて、お国自慢の料理を作って中庭でランチ。いいですね。知らない料理に想像膨らんで楽しませていただきました。途中で日本もでてきて親子丼を作っていました。作り方を読んでいて(ちょっと?)そこで他の国の料理も大雑把に描かれているのではと思ってしまいました。本当のお料理本ではないからいいのかな。絵本として楽しめる作品でした。2023/10/06
Mer
33
とても好きなタイプの絵本だった✨ライラックどおり10番地の建物には、様々な国からやって来た人達が住んでいる。今日もいい匂いを漂わせ、一体どんな人がどんな料理を作っているのかな。ページを捲る度に違う国の料理が出て来て、味や匂いを想像して楽しかった!! 日本はなぜおカッパヘアーなのよ?!(笑)と、気になったけど親子丼チョイスに何故か妙に納得した。2022/05/23
Cinejazz
29
ペンシルベニア通り1600番地はホワイトハウスのある処。ライラック通り10番地の5階建て建物からは、今日もいい匂いが漂ってきます。世界中から集まった人が住むこの建物で、誰が何の料理をつくっているのかな?「皆で食べたい世界のレシピ」をずらりと紹介した絵本のページを開くたびに、お腹の音が聞こえそう...。サルモレホ(スペインのトマトスープ)、白身魚のムニエル(フランス)、ココナッツ・ダール(南インドのカレ-)、スパナコリゾ(ギリシャのリゾット)、親子丼(!)、まだまだいっぱい...。2023/01/17