内容説明
ジェンダー、国民性、人種、司法制度、宗教、階級…知っているようで知らない15のトピックをアメリカ映画30作品からあぶり出して徹底的に解説!!初心者にもわかりやすい一冊です。
目次
アメリカ文化を知るための15のトピック(階級/階層;健康;国民性;ジェンダー/セクシュアリティ;司法制度 ほか)
アメリカ文化を知るための30の映画(『白雪姫』(1937)
『オズの魔法使い』(1939)
『風と共に去りぬ』(1939)
『麗しのサブリナ』(1953)
『ゴッドファーザー』(1972、1974、1990) ほか)
著者等紹介
奥村みさ[オクムラミサ]
東京都生まれ。上智大学大学院博士後期課程修了、博士(国際関係論)。中京大学国際英語学部助教授。専門は国際社会学、比較文化論
バートン,スーザン・K.[バートン,スーザンK.][Burton,Susan K.]
1966年、スコットランド生まれ。英国サセックス大学大学院博士課程修了、博士(歴史学)。名古屋商科大学助教授。専門は社会史、オーラル・ヒストリー、比較文化論
板倉厳一郎[イタクラゲンイチロウ]
1971年、京都生まれ。京都大学大学院博士課程修了、博士(文学)。中京大学教養部助教授。専門はイギリス現代小説、イギリス文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nizimasu
6
まずかなり本の構成が特殊です。前半がアメリカの文化や社会制度についてほぼ見開き単位で紹介していて、そこから後半の作品とテーマについての解説になっています。ちょっと選者の好みもありますが、やはり人種の問題や同性愛、宗教と言ったテーマのものが並びます。ただここで興味深かったのがホワイトとラッシュと呼ばれる白人の最下層の人たちの暴力性や諸処の問題を描いた作品。アメリカンヒストリーXやモンスターはかなり気になるかも。やんでいる社会を告発するという作品から国威発揚のパールハーバーのような映画までまさにサラダボウルだ2014/01/24
NANA
4
タイトル通り、「映画」から見たアメリカの文化や歴史がざっくりわかります。これまで全く興味のなかった自分にとってはなかなか興味深かったです。日本の状況を考え比較すると、より学ぶところは多いように思います。2015/04/14
ちえぞー
2
良くも悪くも教科書的。こういう前提がわかっていると、もっと映画が面白く見れるよ、ということなのでしょう。結構面白かったです。2014/06/14
道下克枝
1
アメリカ文化に関する解説は興味深かったです。ただし、わざわざ映画を基にこれらの解説を展開する必要があるかといえば、少し疑問です。2012/08/06
singintherain
1
各項目の分析は的確なんだろうが、それを通して映画を見つめ直す、ということにはならなかったので、勝手な不満だがちょっと物足りなかった。アメリカ分析の一環としてはとても有効なのだと思うけど。2011/01/15