内容説明
かかりつけ医による「もの忘れ外来」の時代到来!経験豊富な町医者が、効果的な始め方・続け方、そして賢い活用法を徹底解説。
目次
序章 かかりつけ医による「もの忘れ外来」のすすめ(新オレンジプランで「かかりつけ医が出番」の時代の鮮明化;かかりつけ医による「もの忘れ外来」、四つの特徴 ほか)
第1章 かかりつけ医(一般医・総合医)の出番1(急増する認知症、外来の「門戸」をより広げ、早期対応へ;「もの忘れ外来」(認知症診察)にかかるさまざまなきっかけ ほか)
第2章 かかりつけ医(一般医・総合医)の出番2(認知症の人の「心身および生活の全体」を診ていく;認知症で起こるBPSDへの対処 ほか)
第3章 その人らしい生活と人生をつなぐ家族の支援、相談員の重要性(介護はもちろん、治療においても家族の役割は大きい;「もの忘れ外来」が介護家族も守っていく ほか)
第4章 トライアングル支援への「要」・調整役としての「もの忘れ外来」(認知症の人が輝ける地域づくりをめざす;認知症の人の「地域での生活」を支えて…ともに暮らす町づくり ほか)
終章 かかりつけ医の「もの忘れ外来」―時代が求める「課題」と成功させる「極意」について(いま求められる課題 早期発見・早期対応「認知症予防」、地域「包括ケアシステム」の構築;かかりつけ医による「もの忘れ外来」の三つの前提と極意・5か条 ほか)
著者等紹介
大場敏明[オオバトシアキ]
千葉大学医学部卒業。千葉大内科研修を経て、地域病院(柳原病院・船橋二和病院・東葛病院・三郷協立病院など)や診療所勤務。老人病院勤務時代、認知症(当時は痴呆症)医療の現実に疑問を感じ、2000年、埼玉県三郷市に「クリニックふれあい早稲田」を開業。「町医者」志向で地域医療を担い、認知症グループホームや通所介護事業所など六つの介護事業所を運営。医療・介護・地域(家族)の認知症ネットワーク構築を推進し、「認知症医療新時代、かかりつけ医が主役」を提言
高杉春代[タカスギハルヨ]
保健師・主任介護支援専門員。1971年、岩手県立衛生学院卒業。1973年、千葉県松戸市に入職し母子保健活動を展開。この間、東京大学医学部母子保健学科に1年間研究生として通学。1982年、埼玉県三郷市に入職。高齢者福祉課長補佐時代にモデル介護認定審査会、ケアプランモデル事業を初め介護保険制度の導入に関わる。健康推進課長を経て健康福祉部参事。2007年、三郷市を退職後、地域包括支援センター「悠久苑」所長。2011年、医療法人財団アカシア会介護統括・教育部長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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