出版社内容情報
2024年に新紙幣が登場します。肖像人物に目が行きがちですが、これまでに発行された紙幣にはいろいろな人物の肖像だけでなく、動物、建物、風景、国宝、美術品などさまざまな絵柄、発行所などの文字情報、めがねや分銅型(銀行の地図記号のもと)をしたデザインなどが見られます。それらを紐解くと、経済、社会・世相、歴史のいろいろなことが学べます。また、キャッシュレス社会など、この先の貨幣経済、紙幣の未来も探ります。
目次
お雇い外国人
商売繁盛、景気回復
富国強兵、殖産興業
戦争
関東大震災
二宮金次郎の像が校庭に登場
戦後
GHQ
戦後初の国宝誕生
世界遺産に「日本の建物など」が初登録
神武景気
高度経済成長
チ-37号事件
文化人が登場
ミレニアム
コピー機、パソコンの普及
東京駅丸の内駅舎復元
感染症
お札の歴史と主な出来事
著者等紹介
植村峻[ウエムラタカシ]
1935年11月生まれ。1958年3月東京都立大学法経学部法学科卒業。4月大蔵省印刷局勤務。その後、大蔵省印刷局小田原工場長、滝野川工場長、本局製造部長、業務部長を歴任、1994年に退官。1994年7月紙幣等の調査研究機関「カレンシー・リサーチ」を設立。その後、財団法人印刷朝陽会専務理事、お札と切手の博物館顧問、財団法人切手の博物館理事、ICOMON(国際通貨および銀行博物館会議)アジア地区理事、IBNS(国際銀行券協会)会員。2021年現在、一般財団法人印刷朝陽会事務局長。紙幣研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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