内容説明
たくさんの難問を乗りこえ、世界で初めて、人をだきあげられるロボット「リー・マン」が完成しました。「そんなことが、世界初なの?」と、思うかもしれません。でも、わたしたちなら簡単にできても、ロボットにはむずかしいことが、まだまだ山ほどあります。反対に、ロボットは得意なのに、わたしたちができないこともいっぱいあります。ロボットが手伝ってくれたら、とても助かりそうですね。あと二〇年もすれば、家の中にロボットがいる時代がやってきます。きっと、友だちのようなロボットもつくられているはずです。そんな友だちロボットは、わたしたち人間とじょうずにつきあっていくために、どんな能力を身につける必要があるのでしょう?みなさんには、ふだんの生活の中でふつうに活動しているときのようすを、よく思いかえしてほしいと思います。その中に、たくさんのヒントがあるからです。
目次
はじめに 世界初!人間をだきあげるロボット
第1章 ロボットのことを考えてみよう
第2章 めざすのは、人間をだきあげること
第3章 ロボットが教えてくれる「生きもののすばらしさ」
第4章 二〇年後のわたしたちとロボット
第5章 ロボット研究から考える、かしこさと知能
おわりに ロボットを研究しているほんとうのわけ
著者等紹介
羅志偉[ラシイ]
1963年中華人民共和国蘇州市生まれ。中国の華中工学院工業自動化学科卒業。来日後、名古屋大学で学ぶ。博士(工学)。豊橋科学技術大学助手、山形大学助教授、理化学研究所フロンティア研究システムバイオ・ミメティックコントロール研究センター環境適応ロボット研究チームリーダーを経て、現在、神戸大学大学院工学研究科教授(情報知能学専攻)。2006年に開発した人型ロボット「RI‐MAN」は、世界で初めて介護動作の一つである「人を抱き上げる」作業を行うことができ、世界中から注目された。その後も、環境適応ロボット、知覚・運動統合、ヒューマンインタフェース、介護支援工学の研究・教育に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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