内容説明
近年問題となっている地球温暖化という気候変化現象は、地球という大きく、さまざまな構成要素から成り立つものと関わるため、その複雑な本質を理解することは、決してたやすくない。本書は、視点を一度、全地球史が見えるまで拡げたうえで、温暖化の問題がその中でどのように位置づけられるか、どのメカニズムが同じで、どれが違うかについて、明確なイメージを提供する。
目次
第1章 地球気候の形成原理
第2章 全地球史のなかの気候の変遷―数十億年スケールの俯瞰
第3章 数十億年から数億年スケールの気候変動
第4章 最近の百万年スケールの気候変動
第5章 近年の気候変化を理解する
第6章 21世紀の気候予測と次世代気候モデル
著者等紹介
中島映至[ナカジマテルユキ]
東京大学大気海洋研究所地球表層圏変動研究センター長・教授。理学博士。1950年東京生まれ。1977年東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻単位修得退学。NASAゴダード宇宙飛行センター客員研究員(1987‐1990)。専門は大気科学、衛星リモートセンシング分野などに多数の論文。日本学術会議会員、日本地球惑星科学連合大気水圏科学セクションプレジデント、元国際大気放射学会長
田近英一[タジカエイイチ]
東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻教授。理学博士。1963年東京生まれ。1987年東京大学理学部地球物理学科卒業、1992年東京大学大学院理学系研究科地球物理学専攻博士課程修了。専門は地球惑星システム科学、地球惑星環境進化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マウンテンゴリラ
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まめ