内容説明
精神科医として長い臨床経験から言えることは、脳のすごさはその柔軟性にあることです。心の背景にある脳の働きを探ると、脳の柔軟性を守り高めることは、心を健やかにし、生活を豊かにしてくれます。これからその具体的な方法を話しましょう。
目次
第１章 脳の構造と役割―脳の中は、どうなっている？
第２章 脳と通説・俗説―脳に関する疑問と誤解を解く！
第３章 脳と睡眠―睡眠が脳を活性化させる？
第４章 脳とストレス―ストレスは、脳にとって本当に悪者？
第５章 脳とうつ病―うつ病のとき、脳では何が起きているの？
第６章 脳と記憶―記憶の能力を衰えさせない工夫は？
第７章 脳と香り（匂い）―よい香りは脳のメンテナンスに効果的？
第８章 脳の賦活（活性化）―脳を元気にする「ブレインヘルス・トレーニング」とは？
著者等紹介
古賀良彦［コガヨシヒコ］
１９４６年東京生まれ。１９７１年慶応義塾大学医学部卒業後、同大学医学部精神神経科学教室入室。’７６年杏林大学医学部精神神経科学教室に転じ、’９０年に同大学助教授、’９５年に教授、’０１年主任教授となり、現在に至る。日本臨床生理学会理事、日本薬物脳波学会副理事長、日本催眠学会会長他、多数の学会役員、評議員を兼ねる。精神保健指定医、日本医師会認定産業医、日本ブレインヘルス協会理事長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ランラン
5
脳はまだまだ分からない部分が多い。その中でも徐々に明らかになってきたことも多く不思議な臓器の全容解明の道は遠い。脳はきちんとメンテナンス（規則正しい生活、十分な睡眠）すれば老化は防げる。ゲーム脳という言葉を聞きますがゲームであっても現実の生活に生かしながら正しい刺激を与えれば問題ないと解釈。記憶力をよくするための方策が記載されてはいるがそのメカニズムをもう少し知りたかった。2019/02/03
ランラン
4
再読。脳細胞は毎日死滅するがそれは必要なこと。また脳は毎日ほどよく働かせてメンテナンスが必要。ストレスに強くなるには３つのＲ、つまり良い睡眠、音楽などを聞いたり良い香りを嗅いだりしてリラックスする、塗り絵や楽器演奏など手足を動かして楽しむこと。自転車の運動は脳に良いのかどうかは疑問だ。2019/08/10
青鼠狼
0
値段のわりに内容が薄い。集中したいときとリラックスしたいときに飲むコーヒーの種類は変えたほうがいいらしい。2010/05/18
ミッツデラックス
0
読みやすいが内容はぼちぼち。脳に対する疑問に答える部分は面白かった。2018/06/06
