エレンの宇宙

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  • サイズ A5判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784774137797
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C3044

内容説明

いつもと変わらない昼下がり。電子・エレンが自分はひとりの女の子の体の一部であるのを自覚したことから回想の冒険ははじまります。3ヶ月前はリンゴだったこと、半年前は木だったこと、どんどん昔を思い出していきます。あるときは、恐竜。その昔は、地球で最初の生物の細胞のなか。その前は海~宇宙の塵~宇宙で最初の星~もっと前は光のじゃまをしたり、原子核ができるのを目撃したり。―どこにでも存在する「電子」、そのひとつエレンが宇宙の歴史をさかのぼり、大きな謎にせまります。イラストでめぐる「星」、そして「宇宙」のものがたり。

目次

第1章 いまは人の中―宇宙誕生から137億年
第2章 あるときは地球最初の生物だった―宇宙誕生から91‐137億年
第3章 地球になった―宇宙誕生から91億年
第4章 銀河の中の渋滞を走っていた―宇宙誕生から1‐91億年
第5章 宇宙で最初の星の中にいた―宇宙誕生から1億年
第6章 光のじゃまはやめた―宇宙誕生から3分‐38万年
第7章 陽子、中性子がくっついたのを見た―宇宙誕生から0.0001秒‐3分
第8章 陽子、中性子が生まれたのを見た―宇宙誕生から10-44‐0.0001秒
第9章 宇宙のはじまり―宇宙誕生
第10章 宇宙の未来―宇宙誕生から137億年~
おまけの章 電子について―エレンってなぁに?

著者等紹介

羽馬有紗[ハバアリサ]
1979年生まれ、大阪出身。北海道大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻、修士課程修了。現在はイラストレーター、サイエンスライターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文公

7
難解な本や自分の理解が追い付いてない本を読むと、「難しい」の感想しか出てこない。 しかしこの本は門外漢の自分にもわかりやすく書かれてあるため、「原子や電子に寿命はあるのか?」といった疑問が浮かんできたり、太陽が輝く理由、光を透過するダークマターの観測方法などを論理的に理解することができた。 恐らく中高生を主なターゲットにした本だろうが、大人が読んでも大変面白く、且つ見識を広げられる良書でした。2020/05/22

かりん

4
女の子の体の細胞の中の電子エレンが宇宙の始まりから今に至るまでの物質の成り立ちを思い出して、読者に教えてくれる。見た目はかわいい絵本のようだが内容は本格的で、反物質、とびとびの値、スピンなども出てくる。2020/03/06

よっち

4
電子のエレンと一緒に宇宙の始まりまで遡っていくお話。イラストが可愛く、説明も簡単で分かりやすい。宇宙論にちょっとでも興味があるなら、入門にはぴったりな本でした。2013/08/19

アンの花

3
エレンという可愛らしい名前に惹かれて手にとって読んでみたら、内容も分かりやすく、宇宙により関心が湧いた。電子のエレンもそうだけど、どの絵もとても可愛くて和んだ。教科書もこんな風に顔が書いてあったらもっと親近感も湧くのにな。2014/07/14

休止中

3
電子エレンの視点で展開されていく宇宙についての物語。可愛らしい絵柄と読みやすい文章で興味深く読むことができました。なんとなく苦手でとっつきにくい気がしていた物理の世界が、少しだけ身近になったような気がします。2009/06/26

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