内容説明
いつもと変わらない昼下がり。電子・エレンが自分はひとりの女の子の体の一部であるのを自覚したことから回想の冒険ははじまります。3ヶ月前はリンゴだったこと、半年前は木だったこと、どんどん昔を思い出していきます。あるときは、恐竜。その昔は、地球で最初の生物の細胞のなか。その前は海~宇宙の塵~宇宙で最初の星~もっと前は光のじゃまをしたり、原子核ができるのを目撃したり。―どこにでも存在する「電子」、そのひとつエレンが宇宙の歴史をさかのぼり、大きな謎にせまります。イラストでめぐる「星」、そして「宇宙」のものがたり。
目次
第1章 いまは人の中―宇宙誕生から137億年
第2章 あるときは地球最初の生物だった―宇宙誕生から91‐137億年
第3章 地球になった―宇宙誕生から91億年
第4章 銀河の中の渋滞を走っていた―宇宙誕生から1‐91億年
第5章 宇宙で最初の星の中にいた―宇宙誕生から1億年
第6章 光のじゃまはやめた―宇宙誕生から3分‐38万年
第7章 陽子、中性子がくっついたのを見た―宇宙誕生から0.0001秒‐3分
第8章 陽子、中性子が生まれたのを見た―宇宙誕生から10-44‐0.0001秒
第9章 宇宙のはじまり―宇宙誕生
第10章 宇宙の未来―宇宙誕生から137億年~
おまけの章 電子について―エレンってなぁに?
著者等紹介
羽馬有紗[ハバアリサ]
1979年生まれ、大阪出身。北海道大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻、修士課程修了。現在はイラストレーター、サイエンスライターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文公
かりん
よっち
アンの花
休止中