環境破壊と現代奴隷制―血塗られた大地に隠された真実

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  • サイズ B6判/ページ数 379p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784773641059
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0036

内容説明

消費資本主義の強欲は尽きることはない。人倫とか愛情とか他者への痛み―それらの人間的価値を金銭的価値に変質させる“近代の経済的繁栄”の陰には“新しい搾取”が同時的に進行している。『グローバル経済と現代奴隷制』『現代奴隷制に終止符を!』を著した行動する社会学者が献身的な現地調査の下、報道されない実態を伝え、私たち“消費者”の行動と決断を問う渾身のルポルタージュ。

目次

第1章 秘密
第2章 火山の麓にて
第3章 がらくたの街
第4章 シュリンプカクテル
第5章 果てしなき暴走
第6章 金の指輪
第7章 記憶の大虐殺
第8章 木とともに人も
第9章 答えは手の中にある
第10章 もう知らなかったことにはできない

著者等紹介

ベイルズ,ケビン[ベイルズ,ケビン] [Bales,Kevin]
1952年生まれ。英国ノッティンガム大学教授として現代奴隷制を講じている。NGO組織Free the Slave前代表。現代奴隷制および人身売買問題に関する国際コンサルタントなどを歴任

大和田英子[オオワダエイコ]
1961年生まれ。アメリカ文学専攻。ニューヨーク州立大学Ph.D。早稲田大学国際教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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二階堂聖

4
消費者が安くていいものを望むと、サプライチェーンの大もとは経費を下げに下げなければいけない、労働者は劣悪な環境に置かれ、自然界もダメージを被る。日本の消費者も奴隷制とそれによってもたらされる環境破壊に加担している。まずそのことを知ること、意識して日々の選択を行うことが著されている。ひとまず知って損はないかなと。『今からは、「つまらないことだから知らなかった」では済まされない。私の両親にとって原爆についての情報が重荷だったように、奴隷制と自然環境破壊は私たちの肩が負わされた重荷なのである。(P340)』2017/08/24

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