原発崩壊―樋口健二写真集

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  • サイズ A4判/ページ数 183p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784772610346
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0072

内容説明

原発被曝労働者という原発問題の核心に迫る渾身の記録。原発を38年もの歳月をかけて写し撮ってきた、報道写真の金字塔。

目次

1 崩れゆく風景
2 原発被曝者
3 原発下請け労働者
4 反原発のたたかい
5 恐怖の核燃料輸送と使用済み核燃料
6 東海村JCO臨界事故
7 福島第一原発、崩壊

著者等紹介

樋口健二[ヒグチケンジ]
1937年長野県富士見町松目生まれ。報道写真家。日本写真芸術専門学校副校長。日本写真家協会会員。世界核写真家ギルド会員。日本広告写真家協会学術会員。2001年に核廃絶NGO「ワールド・ウラニウム・ヒアリング」(本部・ドイツ)創設の「核のない未来賞」の教育部門賞を日本人として初受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

13
この写真集に対する答えを、いろんな人から聞いてみたいと思う。事実を捻じ曲げたデータを使う電力会社や、事故を起こしても、顧みない人たち。札束で、脅しで、進めていく政治。根本的な疑問が拭い去れないことが、ずっとある。安全であるのならば、霞が関に作ればいいはずなのにということ。2016/04/21

ochatomo

3
1973~2011年、柏崎原発建設反対運動から福島第1原発事故まで取材撮影された写真集 労災が認められない被曝被害者達、ボーリング調査の許可印と偽られ夫の留守中に契約書押印した妻の自殺、JCO事故を取材し後日再生不良性貧血となった著者ほか、不幸な事実を提示 初出1979年オリジン出版センター「原発」 1996年三一書房で復刊したものを増補改訂し改題 2011刊2018/03/13

Miki Shimizu

2
原発労働者を写した写真集。JOCの臨界事故や福島の写真もある。原発で働く人は被曝しながら働いている。体調が悪くなってもなかなか労災もとれない。堀江邦夫の原発ジプシーの情景が思い出されたなー。2015/09/24

とやぬ

2
原発被曝労働者を38年もの歳月をかけて写し撮ってきた、報道写真の金字塔ともいえる写真集である。3.11以来身近な問題となった原発問題。私達の生活を豊かにしてきた電気の明るさの影に隠された苦しみをインタビューやコラムを交えたショッキングな写真と共に数多く掲載している。モノトーンでまとめられた本作を読むにつれて、まるで色彩のない闇の世界に落とされたような感覚を覚えた。自分が愉快に生活をしているその基盤となる部分にこのような深淵があるとは。目を背けたくなるが決して背けてはいけない真実がここにあった。2012/03/04

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