出版社内容情報
心理アセスメントを学ぶコツ! 臨床実践にどう活かすか? 臨床実践の根幹として,「仮説と修正」のプロセスを丹念に追う。心理アセスメントは,すべての心理支援の根底に存在する心理職のスキルの中心である。そして,面接力の向上のためには,面接を根幹から支える心理アセスメント力の向上が必要である。
本書において筆者は,多くの事例を交えながら,初回面接における見立て,トリアージ(優先順位)等,心理アセスメントにおける重要な視点を明らかにし,仮説と修正のプロセスを丹念に追うことにより,臨床実践のコツを語る。
読者は本書の各章を読むことで,心理支援職がサイコセラピーを行うことの意味を再認し,心理臨床技術全般の能力を向上させることができるであろう。臨床心理士をはじめ,これから現場に登場する公認心理師,対人援助にかかわるすべての心理職のための基本的な書である。
臨床心理士として働きだした頃の自分
臨床心理アセスメントを学ぶ
面接技法としてのアセスメント
【事例から学ぶ?】ヒステリー女性との面接過程
臨床業務としての評価
電話相談におけるアセスメント
心理臨床学研究の方法論について思うこと
【事例から学ぶ?】スキゾイドパーソナリティ障害の青年との精神療法
心理士から医師に知っておいて欲しいこと・医師から伝えて欲しいこと
さまざまな領域における他職種協働=チームワーク
【事例から学ぶ?】いじめに遭い自殺を試みた子
臨床心理士が心理面接を行うことの意味
摂食障害への心理援助
心理療法における倫理・守秘義務
【事例から学ぶ?】うつ病――地域のなかで――
【事例から学ぶ?】忘れられない三つの事例
津川律子[ツガワリツコ]
著・文・その他
内容説明
心理アセスメントは、すべての心理支援の根底に存在する心理職のスキルの中心である。そして、面接力の向上のためには、面接を根幹から支える心理アセスメント力の向上が必要である。本書において著者は、多くの事例を交えながら、初回面接における見立て、トリアージ(優先順位)等、心理アセスメントにおける重要な視点を明らかにし、仮説と修正のプロセスを丹念に追うことにより、臨床実践のコツを語る。読者は本書の各章を読むことで、心理支援職がサイコセラピーを行うことの意味を再認し、心理臨床技術全般の能力を向上させることができるであろう。臨床心理士をはじめ、これから現場に登場する公認心理師、対人援助にかかわるすべての心理職のための基本的な書である。
目次
臨床心理士として働きだした頃の自分
臨床心理アセスメントを学ぶ―心理アセスメントに関する基本的な覚え書き
面接技法としてのアセスメント
事例から学ぶ1 ヒステリー女性との面接過程―総合病院のもつ治療構造の意義
臨床業務としての評価
電話相談におけるアセスメント―声の文脈(context)を聴きとる
心理臨床学研究の方法論について思うこと―“つぶやき”の大切さ
事例から学ぶ2 スキゾイドパーソナリティ障害の青年との心理療法
心理士から医師に知っておいて欲しいこと・医師から伝えて欲しいこと
さまざまな領域における多職種協働=チームワーク
事例から学ぶ3 いじめに遭い自殺を試みた子
臨床心理士が心理面接を行う事の意味―サイコセラピーと心理カウンセリング
摂食障害への心理援助
心理療法における倫理:守秘義務
事例から学ぶ4 「うつ病」―地域のなかで
事例から学ぶ5 忘れられない三つの事例
著者等紹介
津川律子[ツガワリツコ]
東京都武蔵野市生まれ。臨床心理士。専攻、臨床心理学、精神保健学。所属、日本大学文理学部心理学科教授、日本大学文理学部心理臨床センター長。現在、日本臨床心理士会会長、包括システムによる日本ロールシャッハ学会副会長、日本精神衛生学会常任理事、日本心理臨床学会理事、日本心理学会評議員、日本総合病院精神医学会評議員、日本うつ病学会評議員、日本統合失調症学会評議員、チーム医療推進協議会代議員、大学病院心理臨床家の集い代表幹事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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