自尊心を育てるワークブック

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  • サイズ B5判/ページ数 228p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784772412131
  • NDC分類 141.93
  • Cコード C3011

出版社内容情報

対人関係を育てるための,健全な“自尊心”の確立に不可欠な各要素をマスターするため,必要なスキルの養成を解説した実践的プログラム。

 自尊心は,人間の幸福を決定する重要な要因の一つである。
 本書では,健全な“自尊心”の確立に不可欠な各要素をマスターするために必要なスキルの養成過程がシステマティックに解説される。多くのエピソードを交えながら,読み進むワークブック形式によって,読者は他者とかかわる力を育成することができ,また,本書にちりばめられた質疑応答のテクニックやスキルは,セラピストが認知行動療法面接を進める上でも実地に応用可能なものであり,これらを活用することで,抑うつ・不安,ストレス症状,他人への敵意を軽減することも可能になるであろう。
 行動科学と認知行動療法の原則に基づいた画期的な学習プログラムである。

第1部 自尊心を理解する
第1章 なぜ,自尊心が大事なのか?
第2章 自尊心を育むための準備:身体面における準備
第3章 自尊心はどのように育まれるか
第2部 第一の要素 「無条件の人間の価値」の真実性
第4章 人間の価値についての基礎知識
第5章 自己破壊的な思考を認識し,置き換える
第6章 現実を認識する:「それでもなお!」
第7章 自分の中核的な価値を認める
第8章 中核を肯定する思考習慣を身につける
第9章 無条件の人間の価値についてのまとめ
第二の要素 無条件の愛を感じる
第10章 無条件の愛の基礎知識
第11章 中核自己を見つけ,愛し,癒す
第12章 愛のある言葉
第13章 他者からのよい意見
第14章 よい特性を認識し,受け入れる
第15章 体への好意を養う
第16章 体への好意をさらに強める
第17章 自分への愛と好意を肯定する
第18章 愛の眼差しの瞑想
第19章 鏡に映った顔を好きになる
第20章 無条件の愛についてのまとめ
第三の要素 愛の行動的な側面:成長すること
第21章 成長の基礎知識
第22章 自分が完璧ではないことを受け入れる
第23章 ちょっとした遊び(可能性に思いを巡らせる)
第24章 自分の性格の棚卸しをする
第25章 楽しみを味わう
第26章 つまずきに備える
第27章 成長についてのまとめ
エピローグ 全体を振り返って
付録1 苦しむ人に対する援助のモデル
付録2 自己を許す
付録3 愛をもって過去を癒す

内容説明

どのようにして健全な“自尊心”を築くか?CBT(認知行動療法)やSST(ソーシャルスキルトレーニング)の技法を活用した、コミュニケーションスキルに悩む人への援助モデル。

目次

自尊心を理解する(なぜ、自尊心が大事なのか?;自尊心を育むための準備:身体面における準備 ほか)
第1の要素 「無条件の人間の価値」の真実性(人間の価値についての基礎知識;自己破壊的な思考を認識し、置き換える ほか)
第2の要素 無条件の愛を感じる(無条件の愛の基礎知識;中核自己を見つけ、愛し、癒す ほか)
第3の要素 愛の行動的な側面:成長すること(成長の基礎知識;自分が完璧ではないことを受け入れる ほか)
付録(苦しむ人に対する援助のモデル;自己を許す ほか)

著者等紹介

シラルディ,グレン・R.[シラルディ,グレンR.][Schiraldi,Glenn R.]
アメリカ国防総省とメリーランド大学でストレス管理を指導してきた経歴を持ち、後者では健康・人間能力学部の優秀教員賞を受けている。現在、ジョンズ・ホプキンズ大学精神医学科の協力機関である、うつ病および関連感情障害協会の理事と、『インターナショナル・ジャーナル・オブ・エマージェンシー・メンタル・ヘルス』の編集委員を務めている。ニューヨーク州ウエストポイントにあるアメリカ陸軍士官学校を卒業し、ブリガムヤング大学とメリーランド大学の大学院で学位を取得

高山巌[タカヤマイワオ]
吉備国際大学教授。医学博士。臨床心理士。鹿児島大学卒業後、鹿児島大学助手(医学部)、宮崎大学教育学部教授、九州保健福祉大学教授を経て、吉備国際大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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