患者の自殺―セラピストはどう向き合うべきか

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  • サイズ B6判/ページ数 222,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772411820
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

出版社内容情報

自殺による死者は今も年間3万人を超えている。患者の自殺というセラピストにとっての個人的トラウマ,悲嘆を乗り越えるための必読書。

患者の自殺は「心理療法家にとって最も困難な悲嘆の危機」であるとされてきた。現在臨床現場において,多くのセラピストが患者の自殺を経験している。とくに,うつ病,薬物乱用,統合失調症などの精神疾患患者の治療に当たっているセラピストは患者の自殺を経験する率が高い。
本書では,不幸にして患者の自殺が起きてしまったときに,セラピストにはどのような心理的な反応が生じ,その事態にどのように対応すべきかといった問題に焦点を当て,その後に臨床家がとるべき遺された家族や周囲医の人々への心理治療的行為,法的対処について多くの事例を交えて解説されている。また,スーパーバイザーの果たす役割についても詳しく取り上げている。
希望は自殺よりもさらに大きな力をもつ。患者の生と死に対する願望を明確に評価すること。患者の自殺というセラピストにとっての個人的トラウマ,悲嘆をどのように乗り越えるか,心理療法の核心ともいえるテーマを真っ正面から取り上げた本書は多くのセラピストに読んでいただきたい。

編者序:専門家といえども生身の人間である/カイラ・ミリヤム・ワイナー
第1章 予測値を超える:心理療法過程における複数の自殺/ドナ・M・ジェームズ
第2章 誰が,何を,いつ,どこで,いかに,そして何故? 患者の自殺に対するセラピストの悲嘆/ゲイル・O・アンダーソン
第3章 私のことを忘れないで:患者の自殺未遂や自殺に関する研修中のセラピストの経験/ジェイソン・S・スピーグルマン,ジェイムズ・L・ワース・ジュニア
第4章 研修生が患者の自殺を経験した際のスーパーバイザーに対する提言/ドリーン・シュルツ
第5章 患者の自殺を経験したセラピスト/オニャ・T・グラード,コンラッド・ミシェル
第6章 心理療法の核心に触れる:患者の自殺を経験する/パム・ライクロフト
第7章 自殺と法律:精神保健の専門家のための実用的総説/スティーブン・R・フェルドマン,スターチ・H・モリツ,G・アンドリュー・H・ベンジャミン

内容説明

患者の自殺は「心理療法家にとって最も困難な悲嘆の危機」であるとされてきた。現在臨床現場において、多くのセラピストが患者の自殺を経験している。とくに、うつ病、薬物乱用、統合失調症などの精神疾患患者の治療に当たっているセラピストは患者の自殺を経験する率が高い。本書では、不幸にして患者の自殺が起きてしまったときに、セラピストにはどのような心理的な反応が生じ、その事態にどのように対応すべきかといった問題に焦点を当て、その後に臨床家がとるべき遺された家族や周囲医の人々へに心理治療的行為、法的対処について多くの事例を交えて解説されている。また、スーパーバイザーの果たす役割についても詳しく取り上げている。

目次

編者序 専門家といえども生身の人間である
第1章 予測値を超える:心理療法過程における複数の自殺
第2章 誰が、何を、いつ、どこで、いかに、そして何故?患者の自殺に対するセラピストの悲嘆
第3章 私のことを忘れないで:患者の自殺未遂や自殺に関する研修中のセラピストの経験
第4章 セラピストが患者の自殺を経験した際のスーパーバイザーに対する提言
第5章 患者の自殺を経験したセラピスト
第6章 心理療法の核心に触れる:患者の自殺を経験する
第7章 自殺と法律:精神保健の専門家のための実用的総説

著者等紹介

ワイナー,カイラ・ミリヤム[ワイナー,カイラミリヤム][Weiner,Kayla Miriyam]
米国ワシントン州シアトルで個人開業している臨床心理士である。テンプル大学にて学士号と修士号を取得し、その後、ユニオン研究所より臨床心理学の博士号を授与された。国内外で執筆や講演を行い、そのテーマは、養子、道徳と心理療法、心理療法過程におけるスピリチュアリティ、診察室における政治行動、反ユダヤ主義運動、心理療法におけるユダヤ人女性、患者の自殺を経験したセラピストなどと多岐にわたる。共編者として、“Jewish Women Speak Out:Expanding the Boundaries of Psychology”(『ユダヤ人女性は発言する―心理学の境界の拡大』1995)を出版し、1996年には女性心理学会より優秀出版賞を授与された

高橋祥友[タカハシヨシトモ]
1953年、東京生まれ。1979年、金沢大学医学部卒。医学博士、精神科医。東京医科歯科大学、山梨医科大学、UCLA、東京都精神医学総合研究所を経て、2002年より防衛医科大学校・防衛医学研究センター・行動科学研究部門・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kumahina0316

1
心理療法には独特の親密さが存在するため、患者が自殺すると友人を失ったときと同等の喪失体験をする。 「どうして」と自問自答する人もいるし、全く否認してしまう人もいる。医療過誤訴訟に発展してしまうのではないかという恐怖は誰しもが抱くものである。この本では患者が実際に自殺してしまった場合に周囲のスタッフがどのような対応をすべきなのか書かれている。患者が自殺してしまうと、周囲のスタッフは「セラピストが何か重要なサインを見落としてしまったのではないか」と批判の眼差しを向けることが少なくない。2021/09/23

ひろか

1
重要なテーマの本だが類書は見当たらない。「セラピストには二種類ある。患者に自殺されたセラピストと、これから患者に自殺されるセラピストである」とは名言。2011/04/07

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